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私は文書布教のつどいに参加して3年になりますが、これまで布教がなかなか出来ませんでした。でも仕事を辞めた今、時間的な余裕が出来たので少しずつ地区の方の家に行ったり、気になる方の家を訪ねたりしています。

私が現在、布教させてもらっているお相手は3人います。1人目はせっこく近所に住んでおられるのですが、最近、お宅に足を運ばせてもらっても会えないので心配していました。そんな時、同地区の会員さんが偶然にもその人と病院で顔見知りになっていた事が分かりました。通院していたから留守がちだったのです。お元気そうなので安心しましたが、会えなくなって初めて本当の「心配行」が出来ていなかったことを反省しました。

はな52人目は同じ職場にいた友達です。今まで気が引けて「佼成」の本を渡せませんでした。でも、お宅を訪ねると「〇〇党」のポスターが塀に貼ってあったり、またある時は違う党のポスターが貼ってあったりします。「何でも屋やねん。頼まれたらどこの党のでも貼ってあげてるねん」とあっけらかんとしているので言い易くなり「私、佼成会の会員なんやけど、この本読んでみてくれる?」と話しました。すると「佼成会、知ってるよ。今は亡くなったけど、加古川に住んでいたおばさんが教会の幹部だったような話を聞いたことある」と言って気持良く本を受け取ってくれました。

3人目は勤めていた時の上司です。教師の勉強をする事になった時に、紫蘭許可して下さった方です。その後、課長から次長になられて栄転したのですが、数か月でまた転勤になったと聞き、店長と合わなかったのかなぁと心配になりました。そこで元同僚だった友達を誘って会いに行くと、20kgも痩せて以前のような生き生きとした姿は見る影もありませんでした。上司とは数分しか喋りませんでしたが、奥さんとは一緒に食事をしながらたくさん話を聞かせてもらいました。家に帰ってから、涙がこみ上げて来てどうしようもありませんでした。上司が元の生き生きとした姿に戻るには、このみ教えしかないと確信を得たので早速お手紙を書きました。「法華経を学んでほしい、そして不都合な現象の時こそ、仏さまは見ていて下さっています。目の前の現象をそのまま受け止めると大事な事が分かって、有り難く受け止められますよ」という内容とともに「ダーナ」と「佼成」の本を同封して送りました。

3人の方に「佼成」を読んで頂けるように、お導き出来るように願ってこれからも教えて頂いた事に素直に感謝しながら、念じて布教に行かせてもらいます。-合掌- ≪K・T≫

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