どんな人でもどんな問題でも100%救われるという法華経を解りやすく説いて下さった開祖さまがご在世中に、今は亡き母に導いていただいて40年になります。あの開祖さまの説得力のある優しいお声が、未だに耳から離れません。
振り返ってみればその間、数々の問題に遭遇してきましたが、会員の皆さんに励ましとご指導をいただいたお陰さまで現在、家族全員が平穏な日々を過ごさせてもらっています。更にこの12月、次男夫婦に10年振りに赤ちゃんが誕生するという、嬉しくも有り難いお手配を頂きました。
じっとして居られない気持で、生誕会式典に一人でも多くの方に参拝していただこうと、精一杯お手取りに歩かせていただきました。しかし、お役を頂きながら普段あまり声掛けができていない会員さんと話すうちに、いかに自分の都合でお手取りをしていたのかと深く反省させられました。そして、私が菩薩行に出掛ける時は主人が92歳になる義母の面倒を見てくれているから安心して出られるのに、つい感謝の気持が疎かになっていたのでは、と気付くことができました。
『開祖随感』に次のお話があります。 いくら自分の意見を通してみたところで、一人の力でできることには限りがあります。自分と一つ心になって協力してくださる人材を、どれだけ得られるか。大事なのは、そこです。「みなさんが菩薩の行をなさる方だ」と拝む心になると、こっちの我など張る必要は、まったくなくなるのです。相手に合わせる気持ちになれば、相手も必ずあゆみ寄ってくれます。心と心は必ず通じ合うものなのです。 ・・・胸にジーンと響きました。
これまで以上に法華経の広宣流布に生涯を捧げられた開祖さまに倣って相手の仏性を拝み、優しく接する事が出来る私になれるように努力、精進致します。
私が頂いた開祖さまからのメッセージは「道心なしに解決はない」でした。道心とは、仏道を修め仏果を求める心とか、仏道に帰依する心、菩提(ぼだい)心のこととあります。一般には道徳心のことで、正しい生き方を求める心です。我々一人ひとりがこの心を持たなければ、直面している諸々の問題の解決はないということらしいです。むずかしい!