道中、新緑が眩しい五月晴れの素晴らしい天気だったので、往復とも世界遺産に登録された富士山を拝ませて貰う事が出来て、とても幸せな気分で過ごせました。毎年、当たり前のように行かせて頂く聖地への参拝ですが、いつも必ず新たな気付きを頂いて帰れるので、とても楽しみです。今年は２４歳の青年女子部Ｔさんと２７歳の婦人部Ｍさんが同行されたので、参加者の平均年齢がグーンと若くなりました。
９日に行われた夜の大法座の中で、法座主さんの言葉がこころに沁みました。息子に対して「こうあって欲しいとか、何でこうなんだろう」と心配ばかりしていますが、自分自身の見方を変えない限り解決しないし、幸せになれないとのことでした。私たちはともすると自分本位に物事を考え、それを押し通そうとしてしまいがちです。「我を捨てること」と言われました。そして「かたよらない」「きめつけない」「こだわらない」という見方を教えて頂きました。
これからの私自身の大きな指針を、仏さまから頂けた気がしました。息子を始め、全てのいのちに感謝しながら明るく、優しく、温かく、をモットーに精進します。ありがとうございました。 －合掌－ ≪Ｓ・Ｋ≫
原稿を編集していてふっと思い出したのは、もう亡くなられて久しい薬師寺の高田光胤元管長が昔、テレビに出られていた頃によく言われた言葉です。それは「とらわれないこころ かたよらないこころ こだわらないこころ ひろくひろく もっとひろく これが般若心経 空のこころなり」でした。≪投稿担当Ｓ≫
