九州で修行されていた身内の方から立正佼成会へのご縁をいただかれ、ご本部参拝を素直に実行されました。その後、子育てをしながら尊いみ教えを多くの方々に感動を伴う布教を続けて行かれ、神戸教会の発展にご尽力されました。毎朝、ご宝前で三部経を読誦して後、ご夫婦で真摯に一日の始まりの挨拶でこころを合わせてその日を送られている謙虚なご様子には頭が下がりました。
それに引き換え、私の今までの人生は会社経営の忙しさにかまけて、なかなか我が家のご宝前にこころから拝する事が出来ませんでした。現実の諸問題が山積みになり、更に対外的な日程の慌ただしい日々の明け暮れだったために、謙虚さの欠ける自分だったと反省ばかりです。そんな中、昨年は脳梗塞を患いましたが、なんとか立ち直る事が出来ました。
お説法を聴きながら、何故か涙が止めどなく流れるのをどうしょうもありませんでした。これからは少しでも人さまのために、この身体を使わせてもらえるように歩ませていただきます。 -合掌- ≪K・S(72歳壮年)≫