垂水 蝶

まだ梅雨期の蒸し暑さの残る7月19日、日ごろお会い出来ない会員さんや布教させて頂くお宅を念じながら祈願供養を終え、支部長さんより「真剣に相手の事を思いながら、喜びを持って布教させて頂きましょう」と心構えを頂いて文書布教に出かけました。暫く歩いていると前方から歩いて来る人が居ます。偶然にも今日お訪ねしょうと思っていた方です。こんな有り難いことはありません。お互いに仏さまの働きに感謝しながら話が弾み、お茶を飲みに行くことになり、冷房の効いた喫茶店で色々な話をすることが出来ました。

その方は家の都合で教会への参拝は出来ませんが、手元に届けられた佼成誌や新聞を隅々まで読まれているそうです。そして支部長さん、主任さんに色々教えて頂いたことを実践されています。「これまで私は、主人ばかりを責めていたことに気付きました。今は主人に対して感謝の気持ちで接することが出来るようになり、本当に心安らかな生活をさせていただいています」と聞かせてもらいました。そうすることできっと、ご主人も変わられたのだと思います。

こんな有り難い気持ちで未会員さんの布教に歩かせていただくと、今まで何回訪ねても話すことさえ出来なかった家々で、新たに4人もの方と親しく話をする機会を得ました。いくら「本は要らない」と言われても相手の幸せを念じ、くじけず、笑顔で文書布教を続けることの大切さをこのことを通して気付かせて頂きました。相手の方に喜んでいただけることは、こちらの喜びです。本当に有難うございました。 合掌

垂水 花1