やくしん5月号の会長法話は「失敗は成長の糧」です。その中で会長先生は次のように説かれています。
「人間は完全ではありませんから、さまざまな場面で思わぬ失敗をしてしまいます。そのたびに『もう二度とするまい』と誓うのですが、毎日を漫然と過ごしていると、また同じ失敗を繰り返すことが少なくありません。(中略)失敗した原因を探って初めて、心を切り替え、成長することができるのではないでしょうか。」
私は腹が立ったり、落ち込んだりしてもその思いを人に話すことがなかなかできません。「自分の心を見つめ直すことが大事」と自分を納得させ、行き場のないマイナスの感情が知らず知らずのうちにどんどん溜まってしんどくなるパターンの繰り返しでした。
ある時、日頃から私を気にかけてくださっている方が話を聞いてくださいました。
「会長先生は、『足りない者が~とよく言われていますが、足りている人は見たことありません』と仰っていたよ。完璧な人はいないし、その都度気持ちを聞いて頂いて、その上でどういう実践をしていくかを教えて頂いたらいいよ。マイナスの感情との向き合い方がこれからのあなたの課題だよ。」と教えてくださいました。
その言葉で、「私は自分で気持ちを切り替えられる」と思いあがっていた自分に気づかせて頂きました。また、マイナスの感情をたくさん聞いて頂き、気持ちがとても軽くなりました。
「失敗した原因を探る」ことで「心を切り替え、成長することができる」・・・不完全な自分を見つめ、わからない時はわかったふりをせず、しっかり教えて頂くことを実践させて頂きます。
(スタッフK・30代女性)