六甲支部では、水子・子供供養をさせて頂きました。今年は婦人部さんにも企画、準備、仏供膳等に参加してもらい、前日の会場のセッティングでは、幼児や小学生の子供達も、折り紙などで飾りつけのお手伝いをしてくれました。当日は、下は3歳から上は93歳まで、老若男女、たくさんの方が参拝して下さり、心あたたまる、水子子供供養ができました。ありがとうございました。
教会長さんから『水子も役割があって生まれてきました。そして水子ちゃんは両親のもとに生まれてきてよかったと、魂は喜んでいます。なのに私たちは、かわいそうなことをしたとのマイナスイメージは水子ちゃんの本意ではありません。水子ちゃんの死は親の仏性を引き出してくれたのです。』と心構えを教えて頂きました。
「たいせつな いのち」 2年 KT
ぼくがうまれたとき、30じかん37ふんかかったそうです。すごくたいへんなしゅっさんで、ぼくもママもしんでいたかもしれなかったみたいです。でもママは、ぼくにあいたくてがんばってうんでくれました。ぼくは、ママたちにあいたくて、がんばってうまれてきました。
ぼくは、がんばってうまれてこれたけど、うまれてこられなかったら、おともだちとあそんだり、ごはんをたべたり、てれびをみたり、だいすきなえをかいてあそべなかったとおもいます。だからぼくは、いのちをたいせつにしたいとおもいます。
ぼくには、いもうととおとうとと、もうすぐうまれる赤ちゃんがいて、とてもたのしみです。ぼくは、きょうだいのリーダーです。そして学校では、先生に『3くみのリーダーをおねがいします』といわれました。おうちでも学校でも、やさしいことばをつかったり、こまっている人をたすけてあげて、皆のいのちをたいせつにしたいです。
小学2年生のKくんは、難産で苦しかったけど、お母さんはKくんに会うために頑張って産んで下さったこと,Kくん自身もお母さんに会いたくて、がんばって生まれてきたことを発表してくれ、私も娘を出産した時の事を思い出し、生命の不思議さ、命の尊さに感動しました。
A講師さんの研修では、「命の使い方」について学ばせてもらいました。人間はもちろんの事、動物、鳥、魚、機械、机、お菓子等、命があると思えない物にまで、すべてに仏性(心)がある事を教えて頂き、「洗濯機さんありがとう」「炊飯器さんありがとう」「ガスさんありがとう」等、毎日たくさんの物に「ありがとう」を言うようになりました。
もちろん主人にも「ありがとう」、娘にも「ありがとう」、私自身にも「ありがとう」を、毎日声に出して言えるよう努力しています。
そして、私たちは、「人の役に立つ」ために生まれてきたと教えて頂きました。忙しい毎日の中で、ついつい自分中心に物事を考えたり、行動してしまいますが、本当は人の役に立ちたいという願いを持っていると教えて頂き、笑顔で温かい言葉かけを心がけていきたいと思いました。
娘には、ついついできていない所が目について、小言が多くなりがちでしたが、今は娘のがんばっている所を見つけて、ほめていけるよう努力しています。
幼くして亡くなられた水子さん、子供さんの供養のおかげ様で、命の尊さ、今生かされていることの有り難さを、より深く考える機会を頂きました。本当にありがとうございました。