脇祖さま報恩会
脇祖さまは開祖さまと共に法華経の流布に、68年の生涯を捧げられた方です。

人の喜び、苦しみを自分の事として思いやり、み教えの通り”母の愛と厳”をもって実践すれば、誰でも幸せになれると説かれ、「全会員のおふくろ」と慕われました。その脇祖さまを称え、お姿を偲んで、毎年、報恩会を行います。

式典に参加したお二人の感想

◎池田さん
池田奉献には誓願して参加しました。
いつもは足腰の痛みで杖が頼みの暮らしでしたが、お供物を捧げる為に、支えなしの歩行を一ヶ月練習、同時に、当日までに何とかお導きをの願いをもって臨みました。

式典には、久し振りの和服で、緊張の中でも、感謝の心で無事お供え出来ました。

当日までのお導きは叶いませんでしたが、二日後、街で偶然に昔の知人に呼びかけられ、懐しく語りあううちに、信仰のお陰で、幸せに暮らしていることをお話しすると、「では私も」と入会して下さいました。
(人さまの幸せ)をいつも願っていれば、仏さまは必ず、出会いの場を作って下さることを確信しました。

生かされて生きる幸せに感謝し、み教えで幸せになることを、たくさんの方にお伝えします。

◎山元さん
山元式典の参加にはためらいがありました。支部長さんの「今が時ですよ」の言葉と、支部の皆さんの後押しでやっと決心がつきました。
お供物を捧げて進むうちに、小学校6年から育て、今は59才になった義理の長男の顔や姿が浮かび、一歩進むのがやっとで、涙が溢れて止まらなくなりました。

私は長い間、長男との関わりがうまくいかず悩んでいました。
これまで、支部長さん、主任さんのご指導を頂きながら、自己中心の”我”を通しつづけ、その為により一層、関係をこじらせ、堂々巡りをする無駄な月日を過していたのでした。

奉献のお役を頂いた事で「子には子の想いもあっただろう」と長男を思いやる気持になり、人の意見を聴く大切さに気づきました。
                「親と子は無償の愛」
「今が時、まさに刻」仏さまは長い時をかけて幸せへの道を示して下さいました。

これからは、幸せになる為に、ご指導を素直に実践することを、ここに決定します。ありがとうございました。
                                           合掌