ひきこもるきっかけは、いじめに合った
学校や職場になじめなかった
病気になった
就職に失敗した
など様々な要因があるそうです。
周り(家族)は、良かれと思って「ああしたら」「こうしたら」と意見を言いがちです。

しかしそれよりも、当人の不安を和らげるほうが大事で、共感し、寄り添い、まるごと受け入れて肯定することが大切と教えていただきました。

 

講義のあとグループワークに移りました。

ある方は、息子さんが20年以上ひきこもっておられるそうですが、いまでは家事をしてくれるようになったことを前向きに受け止めておられました。

また別の方は、同居しながら顔を合わせることが無く、手紙を残して仕事にでているそうです。それでも「生きていてくれることが有難い」とおっしゃていました。

私の息子は小6から高3までいじめに合っていました。息子が30才ごろになって明かしてくれたのですが、小6の時私にいじめのことを打ち明けたものの、「気にせんとき」と聞き流してしまった。この時以来、息子は私には相談をしなくなったのです。私は申し訳なくて謝りました。

そのような時期を乗り越え、息子は仕事に行っておりましたが、一昨年末から仕事ができなくなってしまいました。仕事がきつかったり、人間関係の問題があったのです。それを打ち明けてくれた時「仕事があることが有難いから頑張りなさい」と私は言ってしまい、励ましているつもりで息子をまた苦しめていたことに気付きました。

その後、息子には発達障害があることが分かりました。

今は、障がい者支援センターの紹介で、就労移行支援のお世話になりながら社会復帰に向けてがんばっています。

今回の学習会を通して、息子の言葉をじっくり聴いて寄り添っていくことを決意しました。

また、他の方に対しても同じようにしていきたいと思いました。      (女70代 T.F)

※「ひきこもる若者への対応」の学習会 は 新宗連青年会近畿連盟 の主催でした。