1月21日(日)に教会で成人式が行われました。

Nさんは姪のYちゃんを教会の成人式にお誘いしました。Yちゃんは7年前に突然お父さんを亡くし、以来母子家庭で育ちました。Yちゃんに教会の成人式に参加してもらうことで仏さまのご縁に触れてもらい、これからの人生を仏さまの願いのように歩んでほしいと思ってのことでした。

 教会に殆ど来たことのなかったYちゃんですが、叔母さんやおばあちゃんが自分を思ってくれている気持ちに背中を押されて参加してくれました。

成人式では二十歳を迎えた子どもに向けて、それぞれの保護者がお手紙を読みました。どのお手紙も生まれてから今日まで元気で成長してくれたことへの感謝や子どもへ贈る言葉で、愛情あふれたものでした。

Yちゃんも手紙を通して「元気に生きてくれていることだけでお母さんは本当に嬉しいんだよ」というお母さんの気持ちを初めて知ることができました。お父さんを亡くし、生きていても大して良いことはないと思っていたYちゃんですが、自分が元気で生きていることでお母さんが喜んでくれていると知り、とても感動し、嬉しかったそうです。これからはお母さんに喜んでもらえることをもっとしていきたい、と思えたそうです。

Yちゃんは看護師さんになる夢を持ち、夢に向かってがんばっています。NさんはYちゃんの成人式での姿をみて、これまでの仏さまのご守護、お母さんや周りの方の協力、そして本人の努力で立派に成長してくれたことにとても感謝を感じました。「お母さんや周りの方に感謝しながら素敵な看護師さんになってね。個性を活かして頑張ってね。」とNさんからYちゃんへお祝いの言葉が贈られました。