最近、道徳心がない人が大変多くなっている世の中で、道徳心を持った子供を育てる事は大変難しくなっているのではないでしょうか?
そこで、2月は「道徳心のある子どもを育てるには」というテーマで講師さんと一緒にお勉強しました。

道徳的心情とは?
.自分にとらわれない「すなおな心」
(自分中心の考えをしない心)
.「感謝する心」になれること
(ごめんなさい すみません ありがとうございました が、すぐに言える心)
.相手を思いやる「親切な心」になれること
(困っている人がいれば助けてあげよう、声をかけてあげようと思う心)

この三つの心になる事が、道徳的心情です。が、この三つのどれをとっても、相手(人)を尊敬するという心が根底にあります。
それでは、道徳的心情をもった子供を育てるために、家庭生活でどのように育てていけば良いか?を教えて頂きました。
.「目に見えないものの価値」をわからせるようにする
(例えば)お友達にやさしくされたら「~ちゃんのこんな気持ちがうれしかったねぇ」など、お友達の行動だけを良かったと言うのではなく、その心の奥にある気持ちを話してあげるようにする。
.「当たり前の価値」を知ること
(例えば)食事は毎日当たり前に食べれているように思っているが、そこにいたるには、お百姓さんがお米や野菜を気持ちを込めて作ってくれて、また、その食材を運んでくれる人がいて、はじめてお店に並び、また、お父さんが家族の為に一生懸命働いてくれるお陰で、食材を買えることが出来、そしてその食材を使いいろいろな料理を作ってくれるお母さんがいるから食事が食べれるんだということ。
健康で、日本という国が幸せだから食事が食べれること。等々、毎日当たり前だと思っている事は、色んな人のお陰でなりたっている事や、健康な体がどれ程ありがたいかという事を教えてあげる。

子供は親のうしろ姿を見て学ぶので、母親(親)が道徳心をもった姿を子供に示してあげる事が一番大事だと教わりました。

また、 はようなどのあいさつ
    りがとうという感謝の言葉
    人に対してんせつにすること
    みませんという反省の心
の充満する家庭作りを心がけていけば、自然と子供達の心に道徳心が育ちますよ!と教えて下さいました。
皆さんも、家庭の中にオアシスが充満させれるように、一緒にがんばってみませんか?

お勉強会に来られている方の喜びの声をお伝えします(^∀^)
Aさんは、3人の子供を持つお母さんで、3ヶ月前にお勉強会に参加された時、小1の長男さんの事で少し悩んでおられました。しっかりしてるし、手もあまりかからない子だけれども、7才という年齢のわりにどこか冷めたクールな所があり、学校の事を聞いてもあまり話してくれず、こんな息子さんとどうかかわっていけば良いかを講師さんに相談しました。「とにかくスキンシップが大切です。長男とはいってもまだ7才です。いっぱい抱っこしてあげてお母さんの愛情で心を安心させてあたたかい心で満たしてあげましょう」との講師さんのアドバイスでした。そこでAさんは早速、家で実践しようとしましたが、急に抱っこをするといってもAさんにも息子にも照れがあり、なかなか出来ずにいた時、たまたま家族全員でいっしょにおふろに入る機会があり、その時長男さんはとても喜んで楽しくて、いっぱいおしゃべりをしたそうです。そのうれしそうな顔をみて、Aさんはなかなか抱っこは出来ないけど、おふろなら一緒に入ってあげられると思い、それ以来、今まで長男さんと次男さん(5才)と2人で入っていたおふろですが、Aさんも一緒に入り、心も体もリラックスしている時にたくさんの話しをしたり、体を洗いあったりして、スキンシップをはかるように心がけられたそうです。すると長男さんも今までとは違い、Aさんに自分から話しかける事も多くなり、ずい分親子関係も良くなってきて、Aさんはとても喜んでいらっしゃいました。

この様に、月1回のお勉強会ですが、子育ての悩みや不安な事を講師さんに聞いて頂きアドバイスをもらったり、また参加しているお母さん方の体験やお話を参考にしたりして、より、明るくあったかい家庭をめざしています。皆さんも参加してみませんか?お待ちしています。

少年部長
合掌

湊川:わたぼうしの会