【6月のメッセージ】日々ありがとうございます。梅雨の季節に入りました。気象の専門家が、「日本は四季の国だが、梅雨も入れると五季の国だ」と言っていました。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されましたが、感染拡大の「第二波」の発生を防ぐため、段階的に日常を取り戻していくほか、新たな生活様式なども語られました。本会といたしましては、社会動向に対して「早めの自粛と遅めの再開」の方針を維持し、性急な再開を避けつつ段階的に教会機能を回復させていただくこととなりました。対応の基本姿勢として、「感染の拡大を防ぐため『3つの密』を避けつつ身体的距離を保つことに努めます。」となっております。
神戸教会では、本部の指針に沿い、布教活動再開にあたっての段階別体制(5段階)の目安に基づいて徐々に再開して参りたいと存じます。また、教会発足70周年式典を8月に延期開催予定にしておりましたが、今年中の開催は見送らせていただくこととなりました。何卒ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
今月の会長先生のご法話「怠け心に負けない」は、今の私たちにぴったりのご指導をくださっています。法華経の「安楽行品」の一節を通して、「心の内から湧いてくるさまざまな誘惑や迷いをふり払い、安らかな心で、みずから楽(ねが)って、喜びのうちに精進できるように」と教えていただきます。精進が大事と知りながら、「もう少し経ってから○○しよう」「今日はもうやめよう」など流されてしまうときがあります。
5月から、「即是道場当番」(テレワーク当番)をしていただいています。サンガの力ってすごいなと感じています。直接教会に来てされる当番よりもはるかにたくさんの会員さんが参加されています。皆さん一様に「声をかけていただいてうれしい。同じ時間にご供養をしたり、掃除をしたりして一人ではないと感じた。教会に行けなくても一体感がある」等々、喜びの声が届いています。県外や海外の会員さんも参加されています。お手どりありがとうございます。だれもが、「何かの役にたちたい」「待っている人がいる」という菩薩の心をもっています。この心を多くの人に伝えていきたいものです。コロナ菩薩のおかげさまでたくさんの気づきや功徳をいただいています。
今月も、引き続き三部経読誦の祈願供養をしていきましょう。そして、「即是道場」の精神(信仰姿勢)に沿って、これまで以上にご供養、手取り導きといった基本信行に邁進させていただきましょう。すべてのご縁を私の「発(ほつ)」にして、「神戸から世界へ 時空をこえてつながろう」のテーマのもと「いまだかつてない」布教精進をさせていただきましょう。 合掌
教会長 西村 季代子