8月教会長メッセージ暑い毎日が続きますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
今月『佼成』のご法話では、会長先生より「支えあう」と題してご指導をいただきました。ご指導にありますとおり、多くの人や物や大自然のおかげで私たちのいのちも生活も支えられているのであり、私たちは一人で生きているのではなく、無限の恩恵の中で生かされているわけです。


確かに水害や地震という自然災害が発生するときには甚大な被害に遭うのも事実ではありますが、大きな目で見てみますと不思議な自然条件の中で私たちの生命は生かされていると言えるのでしょう。
これは人と人の関係あるいは国と国との関係についても言えます。私たちはどうしてもお互いの相違点ばかりを見てそこで対立したりしてしまいますが、衣食住すべてにおいてお互い支えあっている要素の方がはるかに大きいのです。国と国の関係においても、お互いに衝突する要素もありますが、文化の交流、貿易等お互いに関係しあい、生かしあっている要素の方がはるかに大きく重要だと言えます。
今月はいよいよWCRPⅧが京都にて開かれます。宗教と宗教も、これまでさまざまな対立する側面を見せてきているのも事実でありますが、今その対立を乗り越えようとしてお互いの共通点を認め合い、人類のさまざまな課題に対し協力して対応していこうとしているのも事実であります。その動きを今一度しっかりと確認し、今後の努力精進をお互いお誓いさせていただきましょう。また今月はご法話にもありますとおり、お互いさま人として貴重な生命をいただいていることに感謝し、自分のことばかり考えるのではなく他を生かす働きを精一杯させていただきたいと思います。 合掌