【10月のメッセージ】日々ありがとうございます。
今年も台風の影響で大被害があった9月でした。千葉県では、長期間の停電で想像以上の困難が続いています。早期の回復・復興を心からお祈りいたします。また、10日には、脇祖さま報恩会(ご生誕130年)の式典を感謝でさせていただきました。「慈悲」の実践をみなさまとともに誓願しました。

今月の会長法話は「『仏』を供養する」です。法華経の「授記品」の「あなたも仏になれますよ」と仏になれる保証を釈尊の弟子たちが授かるくだりを通して、「なぜ『仏』がたくさんいるのか」を受持した上で、「『供養』の基本は思いやり」の実践に結びつくことの大事さを教えていただいています。
お経の中には、「三百万億」や「八千億」の「仏を供養する」とあるけれども、釈尊が、悟りに至るまでに出会った人や教えを受けた人びと、真理を伝える旅で出会った人すべてを「仏」と受けとめる見かたにしていくことを教えていただきます。私たちが日々出会う一人ひとりを「仏」と見ていくと、お経にある一説と日常の生活とが結びつき身についていきます。

また、会長先生は、臨済義玄禅師(臨済宗)のお言葉を通して、自分は本来、清浄な心をもつ仏と自覚すれば、自分も仏、目の前にいる相手も仏、「出会う人はみな、すべて仏」と信じ、受けとめて行くことをご指導くださいました。そして、「人の悩み苦しみが少なくなるように、楽しみが多くなるように」と「供養」し、「思いやり」の実践することが大切なこととかみしめさせていただきます。思いやりの実践をし、「仏」という最高の「衣」を身につけましょう。

今月は、「開祖さま入寂会」の月です。「追慕・讃歎・報恩感謝・継承・誓願」の意を新たにし、今ある尊い命に感謝し、「自己を進化」しつつ「大己」を胸に、さらなる布教精進をさせていただきましょう。お会式・一乗まつり・生誕地まつりに参加します。しっかりと徳を積み、感謝で臨ませていただきましょう。    合 掌

教会長 西村 季代子