教会長0511 十月二十三日、神戸教会発足五十五年記念祝賀会がポートアイランドの神戸国際展示場コンベンションホールにて行われ、多数の来賓の先生方と支部の幹部さん方にお集まりを頂き、ともにお祝いしていただきました。また、北貢一氏、竹内成公氏、池田貢一郎氏の元教会長さん方からは貴重なお話もいただいて、先輩の皆様のご苦労にあらためて感謝させていただきました。


 代表でお祝辞をいただいた井戸兵庫県知事より
  いまさらに仏性求め尽くす道 進んで歩む信ずるところ
また、加藤生田神社宮司より
  心田を耕しつづけ五十あまり 五とせを経し集い言寿ぐ
と有り難い歌を頂戴し、あらためて歴史の重さを感じさせていただきました。また当日市長選挙の投票日にもかかわらずお忙しいところを矢田神戸市長にもお祝辞をいただきました。心より感謝させていただきます。

 十一月号『佼成』の中で、会長先生は生物学者の本川達雄さんの言葉「心臓が十五億回打つと、ゾウもネズミも人間も死を迎える。一生に心臓が打つ回数はほぼ同じです。人間の場合は四十歳ほど。戦前の平均寿命は五十歳です。五十歳以降の老いの時間は、本来存在しないもので、医療技術などにより人為的につくられたものです。言ってみれば『おまけの人生』です」を引用され、授かったいのちに感謝していく大切さを説かれておられます。この五十才くらいというと、ちょうど今の私が大体それくらいに当たっております。
 今年私は大きな病気をしましたが、私にとりましても、まさに今「おまけの人生」即ち、自分のことではなく人様のため社会のために尽くしていくという人生を送ろうとしているのかもしれません。
 神戸教会もすでに誕生以来五十年を経過し、五十五年を数える今、これから益々地域社会のためにそして人々の幸せのために精進していく時と思わせていただきました。まさにゴーゴーの年なのですね。
           合掌