【1月のメッセージ】
明けましておめでとうございます。
本年もみなさまにとって素晴らしい一年になりますことを願っております。昨年は、教団創立80周年を野上教会長さんのご指導のもとみなさまとともにお祝いさせていただき、「私の発」をもち感謝と誓願で精進させていただいたことに深くお礼申し上げます。今年は81年目、100周年に向けていつでもどこでもだれにでも惜しみなくつながり、今年の「私の発」をもち、さらなる精進をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今月の会長法話は、 「みんな 善の根っこを もっている」です。法華三部経の無量義経徳行品の「衆生の諸有の善根を潤漬(にんし)し」のところを教えていただきました。善根とは、善い果報をもたらす土台となる根っこのことで、「だれにも仏と同じ性質が具わり、みんな仏のあらわれである」仏性と同じ意味あいだと会長先生よりご指導いただきました。その「仏性・善根・根っこ」が健やかに育ち、伸びるには乾いた根に潤いを与える ことが大切で、その潤いを与える実践とは、「あなたにはかけがいのない善根があるのですよ」と相手の根幹を肯定していくことだと思います。
また、「善の種子を布いて功徳の田に遍じ」(無量義経徳行品「~潤漬し」の続き)は、「世のため人のために尽くす行為の本になる、善の種子をたくさん播こう」・・「仏の教えを伝えて、自分も人も一緒に幸せになろう」という「布教伝道」を説いています。ほんとうの「正定衆」(仏さまのようになりたいと決意した仲間)になり、日々の基本信行を実践しつつ、仏教に縁のない人の手をとっていくという「菩提の萌を発さしむ」最高の生き方をしたいと思います。
今月は、ご親教、阪神・淡路大震災慰霊法要、寒修行、また成人式(20日)があります。すべてのご縁を大切にして布教精進をさせていただきましょう。 教会長 西村 季代子