6月教会長さん【6月の教会長メッセージ】
5月は、「おでんのように」との会長法話から、人との縁によって、修行してこそそれぞれの持ち味が発揮できると学びました。15日には【青年の日】があり、神戸教会では、多くの仲間と共に神戸まつりにて、サンバパレード、警備、清掃に参加し、平和行進では熊本、大分へ「ともに頑張ろう」の応援横断幕を持ち、アフリカへ毛布をおくる運動のアピールでのぼりを掲げ、笑顔で菩薩行の実践をさせて頂きました。社会貢献の中で、それぞれの感動があったことと思います。


今月は、【和合の秘訣】として、「互いに敬い、礼をもって」「慈悲の実践が和をもたらす」のご指導を頂きました。仏典に「教団を栄えさせる七つの原則」があります。「互いに相和して敬い」や「長幼相交わるとき礼をもってし」は、生活の基本であり、「人を先にし、自分を後にして」「来るものを厚くもてなし、病めるものは、大事に看護する」は、慈悲心に基づく思いやり実践そのものだと会長先生はおっしゃっておられます。そして、和合については、「教団和合の六つの原則」という教えから、我が身にあてはめてみると、慈悲心から生まれる身口意の三業の活動であり、お釈迦さまが先入観にとらわれず、自己中心の弟子にあたたかくふれあいをされて、真の和合衆(サンガ)になったことを自らの行動で教えて下さいました。

「和」には、「あたたか」や「なごむ」という意味があります。「和をもって貴し」十七条の憲法をもつ日本は大変ありがたいです。一人ひとりのあたたかな思いやりが、家庭・社会・国家・世界に広がって、和につながっていきます。「自分を正し、家を斉える」と斉家を教えて頂いている私たちは、まず自らの和合の心をつくりましょう。宇宙・人生の一切は大和から成り立っています。この地球も大調和の中、大気中の酸素が21%に保たれ、人間が生きていける環境を頂いています。酸素は少なくても火が燃えず、多ければ燃え尽きてしまうそうです。微妙な割合で、21という数字の持つ不思議も感じます。自他の命を尊重する最善、最良の手立てが和合にほかならないと教えて頂きました。
仏典の教えを、足元の修行として一期一会の精神で実践して参りましょう。   合掌