【3月の教会長メッセージ】
先月は、涅槃会があり、説法などを通して生きながらに生まれ変わる生き方を学びました。今月は教団創立記念日があり、救われた喜びを伝える月です。そして、神戸教会では新しい取り組みですが、仏さまの願いの中、それぞれ各地区の特徴を生かして、まごころいっぱいの春の彼岸会が信者さんの自宅で行われます。どのような展開があるのか大変楽しみです。
佼成3月号の会長法話【季節の行事に親しむ】生活に弾みをつけるということで、身近な行事や自然から、前に進む力がわくご指導を下さいました。
3月の行事といえば、ひなまつり、卒業式、お彼岸、春分の日があります。春分の日は、「自然をたたえ、生物を慈しむ日」と教えて頂きましたが、休日は、何もせずゆっくり過すことばかり考えこのような意義をかみしめて過すことがなかったと感じます。また、平成28年施行のようですが、8月11日は「山の日」、新たに国民の祝日が増えました。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」です。意識して変化に目を向けると生活のマンネリ化から抜け出すきっかけとなり、弾みをつけるのが季節の行事や国民の祝日と会長先生はおしゃっておられます。
文化や伝統、由来などに目を向け、原点に戻ることで、何気ない祝日が貴重な一日となります。そして、わが国は蛍狩り、お花見、紅葉狩り、酉の市など風物との出会い、ことに仏教徒は、自然の営みを通して無常を観じます。そこにある、あるがままの生き方を受けとめて詠んだ和歌や俳句はこの世の実相を示され、俳句の中から自然への感謝も感じられます。それは、そこに息づく「いのち」を味わい、神仏の声、「いのち」の声を聴くことでもあると教えて下さいました。
最近は、地域の行事や村のお祭りも、若い人が戻らず、人手も足らず行事開催が難しいようです。私たちはテーマを持って、三宝帰依に徹し、地道にこのようなお祭りの役も務めることで、心田を耕すことが出来ます。
「3月に生まれた本会はつねに青春の気に満ちていてこそ真価を発揮する存在」との会長先生のお言葉から、創立の精神を胸に、人さまのしあわせを願い、法華経に込められた人間としての生き方を学び「いまが青春」と気概をもって精進して参りましょう。 合掌