【2月の教会長メッセージ】
1月は、精進の出発点は家庭であって、家族と向き合っていくことを教えて頂きました。御親教、1・17、成人式とあり、家庭は愛情の小世界とかみしめ、豊かな心を育む機会を頂きました。
今月は涅槃会があり、会長先生はいのちを見つめることに繋がる【「生きている」という実感】として、「いま・ここに心を向ける」ことの大切さをご指導くださっております。
自らの行動にあまり気を留めず、無意識でしていることがあります。それは無常を認識していなからではないでしょうか。朝目が覚めた、今、ここで感じることを味わう。呼吸の感触を感じ取る、また、行動の一つひとつを見つめて何かしら気づくことが大切です。裸足で歩いているなら足の裏に感じる大地の感触、さまざまなことから、生きている実感を持ち、すべてが感謝と慈しみの対象になっていくような受け止め方があります。朝起きたときの因が大切で、その後の縁に繋がっていくと思いますので、無意識の行動によって、「そんなこと言った?」などと相手を傷つけて、心を忘れないようにしたいものです。
光祥さまは、大変お忙しい時に子供さんが話しかけてきたその時こそ、目を見て「どうしたの?」と意識して心を向けられ、また、スーパーでも、機嫌の悪そうなレジの人がいるとわざと話しかけ喜んでいただけるようなご縁を意識されると教えて下さいました。
人さまに喜んでいただくことで生きがいを感じられ、「生きる喜びを味わう」ことが出来ます。開祖さまは、『働く』は『「傍を楽にする」ため』といい一所懸命働くと自分が楽しくなるといわれました。まごころ込めて繰り返し、打ち込んでいると楽しくなるのです。幸福感のもとは自分にあります。
本会では、『する』ではなく『させていただく』という表現をよく使います。「あなたのおかげさま」とご恩を感じる糸口になり、「謙虚になれる意味深い表現」と会長先生はおっしゃっておられます。信仰によって、人との出会いの中から足りないところを教えて頂き、人格を育て、謙虚な心を深めることができます。 合掌