【6月の教会長メッセージ】
さわやかな5月に『青年の日』があり、神戸まつりのパレードに参加させて頂きました。会長先生のご指導通り、自己コントロールが上手になって、やさしいふれあいができましたか?
梅雨の6月、アジサイがきれいな季節です。シトシト降る雨を味わい、梅雨ならではの良さを発見してほしいと思います。
今月の佼成では、相手を「ほめ称える」こと、「讃歎し、磨きあう」ことで、自分が成長することをご指導くださっています。
時代で考え方が変わってきていますね。スポ根時代、佼成会では方便時代、叱って根性を叩き直し、泣きながらサンゲをして変わっていく時代でした。
スポーツの世界も今は体罰も問題になって、腹を立てて怒っている指導から、癒しの音楽を聴いて、監督は「おまえなら大丈夫」と自信をもたせ育てます。今の世の中、そのほうが結果や成績が良いからです。時代の流れに私たちもついていけると良いですね。相手の持ち味を生かし、相手を理解したアドバイスの方が効果があるのだと思います。好きにならないと、成長してほしいと心から思えないし、相手の良いところを発見することは、なかなか出来ません。相手の失敗もきっと何かあったのだろうと好意的に見るには、この人は素晴らしい人と、仏性礼拝することです。相手をそのまま、まるごと受け止められる人になれたら、私自身の心が豊かになれますね。
また、会長先生は、人はほめられるとつい有頂天になります。そんな時は自戒すること。謗(そし)られ、落ち込んだときには、「これで自分が成長できる」と感謝して受け止めることを教えて下さっています。なかなか、耳の痛いことは受け入れにくいですが、我欲を捨て、自分に必要なことと受け止め成長の糧にしましょう。
日常、皆さんは良いところと、悪いところどちらに目を向けますか?「仕事はできるけど、酒癖が悪いのよね~」と悪いところを強調するか「酒癖悪いけど、良い仕事をする人ね」とほめるかで分かります。ほめる癖を付けていくことが大切です。だからといってこじつけてほめるのではなく、相手を知って、本当の良さを見抜けることがほめ上手です。今月は、このことに意識を向けて実践し、讃歎の世界(法華経の教え)をあじわいましょう。 合掌