【1月の教会長メッセージ】
あけましておめでとうございます。昨年12月には、一年を振り返り、わくわくするような目標を立てることが出来たでしょうか?一年の区切りを付け、お正月におめでとうの言葉を言いながら、明るい気持ちで心を切り替えるのに元旦参りは大変良い機会です。新しい年を迎えて、昨年からの引き続きとなりますが教団目標である、「明るく、優しく、温かい人」になれるように、みなさん一緒に「よ~いどん」と新たなスタートですね。
今月の佼成では、「ありのままに観る」ことをご指導頂いております。コップの水の例えがありましたが、「コップに水が半分入っている」とそのままに観ることが基本ということです。水を半分も残してくれて有難いというのは、プラスで観る感謝の見方ですね。目の前に起きた現象に対して、感情を交えず、自分の都合で観ない。まずはニュートラルな受け止め方、このことに努力することが大切です。そうするとプラスマイナスゼロから出発ができます。その訓練ができたら、今度はその現象の意味するところを探る。起きた原因を探すのではなく、仏さまが私にどうなって欲しいと願って出して下さった現象なのか、その目的を見つけられるといいですね。
まわりの人が困っていたり、苦しんでいたりする様子に接して、共感して一緒になって悲しくなりますが、何のためにこの方と私はご縁を結んでいるのかに目を向けると、私が優しくなれるため?と思えて、その事を通して、優しくなれたらもっと有難いですね。私が仏に近づけるための修行、苦しい現象も心豊かになるため、前向きに明るくなるためと思えたら、心の転換ができたと言う事です。
法を悟るとか認識するというのは「そうなのか」と思えたり、気づいたりすることと同じで難しいことではないのです。
悲しい事が起きれば落込み、嬉しいことが起きたら有頂天になりがちですが、現象に振り回されない自分づくりに励みたいものです。仏の眼でみて、長いスパンでものごとをみれば、そんなことは大したことではないと思えることがあります。冷静に出来事をありのまま受け止める訓練をして、仏を目指す。思いやりを発揮して、やさしい私になって光をあてられたら良いですね。それが大きな功徳になるのではないでしょうか。自分の立てた目標を確認しながら、元気に明るくスタートしましょう。 合掌