【12月の教会長メッセージ】
11月は開祖さま生誕会があり、仏さまとのご縁を結んで頂きたいと沢山の方の心配行をさせて頂き、出来たこと自体がありがたいと思える【陰徳】を積めたでしょうか?12月は成道会があり、新しい年度を迎える準備の月でもあります。一年をしっかり振り返り、自分は駄目だと卑屈になるような反省ではなくて、学んだことや教えて頂いたことを再確認し、反省を生かした目標を立てられると良いですね。
今月の会長先生のご指導は【「おかげさまを」数えてみよう】です。生かされている無数のもののおかげさまに目をむけて、日常的な毎日に感謝を見つけていくこと、当たり前のことを当たり前ではないと気づくことをご指導いただいております。
「色即是空」と説くように、現象そのものはプラスでもマイナスでもない、ゼロであり「空」です。と教えていただきますが、受け止め方によって、感情がいろいろ湧きます。その感情が心の成長になると思えば、全てが仏さまからのご褒美の現象になり、「ありがとう」を見つける訓練ができるのではないでしょうか。
その為には、一日が自分にとって都合の悪い出来事の連続であっても、眠るときには、感謝の言葉を口にしてみましょう。
例えば、子供が言う事を聞かず、悩み苦しみ一日中注意をして怒るお母さんに、「一日十回子供を褒めてください」と伝えると、当たり前の日常の中で、褒めるところがたくさんあることに気が付かれました。どんなに怒っていても、寝る前には子供を褒めて一日を終わりましょう。良いところに目が向くようになって感謝ができる。そんな毎日の積み重ねによって、子どもにも変化がおきて、お母さんの心にもやさしさがあふれてくるのではないでしょうか。
苦しいと感じる事も私のこれからの人生に必要なことで、その苦しみも仏の慈悲と気が付けたら素晴らしいですね。投げかけたものは自分に返ってくるということですから、感謝を行動にあらわしていくことで、自分自身が喜びと生きがいを感じられるのだと思います。苦しみの本当の意味は、自分への救いの説法、しあわせに気がつく為のものなのです。
残念ながら、自己中心な心〔我〕では、有難いことが見えず、調和が取りにくいです。まずは、まわりのおかげさまを見つけて、「ありがとう」の言葉を繰り返す実践をしていきましょう。 合掌