10月教会長さん【10月の教会長メッセージ】
朝晩涼しくなってきました。9月に「息を調える」のご指導を頂きましたが、皆さん呼吸法を続けていますか?自分を見つめ、出来事にふり回されない安定した心が得られましたでしょうか?
10月は、開祖さま入寂会があり、お会式、日蓮聖人遠忌法要、生誕地まつりとあります。開祖さまの生誕地へ行かれない方も応援よろしくお願い致します。


今月の佼成では、【みんなすばらしい】と気づくこと、自覚する事の大切さをご指導下さっています。みんなというのは、全てで例外なくということ。あの犯罪者も・・と思いますが、会長先生は、因縁の巡り会わせで、「私」が罪を犯していたかもしれませんとおっしゃっておられます。正しいところも、悪いところも持ち合わせているので、誰もが犯罪者になる可能性があるという事ですが、みんなすばらしい力を持っているというのがありのままの姿と教えて下さいます。そう思えないところが問題なのです。しかし、真理を理解できるのはただ人間のみ、人界に生まれたことは本当にありがたく、すばらしい事なのです。一人ひとりがもつその輝きに、みなさんは気づいておられますか?

自分の力や輝きに気づけず、自己否定に陥いりがちの現今ですが、先ず「仏と自分は一体」と言い聞かせ、自覚することです。そして、常不軽菩薩の心で、相手の素晴らしいところを讃歎することが大切です。

例えば、お当番のとき、掃除をする姿だけをみて「頑張っているね」と上辺のことを言うのではなく、此処へ来るまでに努力をされたことや、隅々まで丁寧な拭き方をされたことなど、具体的に口に出して伝えられると良いですね。

そのように、周りの方を拝めるようになり、また周りにも自分の良いところを見つけてもらえるようになると、ネガティブな自己イメージを乗り越える手助けができると教えて下さいました。自他の尊さを見つけ、褒め讃えあうサンガの力が必要です。一つの目的に向って、みんなで自己肯定感を取り戻しましょう。そのように思う努力が必要です。開祖さまに倣って、にこにこ笑顔で、相手の良いところを言葉に出していきましょう。