1月の教会長さん【1月の教会長メッセージ】
明けましておめでとうございます。「一年の計は元旦にあり」ですね。佼成新聞でもすでにご存知かと思いますが、二十四年次方針は60周年以来、「一人ひとりの心田を耕す佼成会」が総合目標で、生かされ生きるチカラ。~明るく 優しく 温かい人づくり~がメインテーマです。


地域社会・国家・世界に貢献できるような目標に向って、私たち自身が「何が出来るのか、どうなりたいのか」を具体的に決めて、新年をスタートできたでしょうか。
向う方向を定めていく事で、この一年、意識して続けていけると思います。今月の佼成では「どう生きるか」自問するということで、テーマをもって生きる事の大切さをご指導くださっています。

目的を忘れると、行いが無駄になることがあります。たとえば、ダイエットを目的に歩いているのに、空き地を斜め横断して近道をする。こんな合理化は意味がありません。何の為に行うのかという事を意識することが大切です。
そして、目標やテーマの立て方ですが、自分の持ち味を生かせて、身近なことで続けていける事がいいですね。たとえば、きれい好きな人は、「家の中をきれいにする」と目標を決め、私の家族に喜んでもらう。そして、私から私たちの地域の為にと気持ちを拡大していければもっといいですね。少し努力して、今度は家の周りのゴミ拾いをする。人さまにも喜んで頂き、自分もすっきりする。得意な事なので続けていける。
このように自分を磨くことができて、人様のためになるという両方が一つになる実践が菩薩の行いです。人の為にだけしていると思うと不満になりますが、この事によって、自分が成長できると気づけば喜びになります。意識ひとつで、自分が変われるのです。
目標やテーマは他の誰かに決めてもらったり、あてがわれたりするものではなく自ら定めるものと会長先生はおっしゃっておられます。ですから、息をするように自然にできるものを設定する。目標がなりたい自分であれば、もっと集中して意識できます。

私たちが生きている今を誠実に大事にして、菩薩行を実践していくことで、充実感をあじわい、意義を感じる人生を歩んでいくことが出来るのです。
伝えたい気持ちがあって、相手がいてこそ伝える力がつき、智慧がわく。サンガと共にある事が喜びになります。気づきや喜びを伝えていける一年にしていきましょう。   合掌