5月の教会長さん【5月の教会長メッセージ】
先月は、新しいスタートの月でしたが、素敵な出会いはありましたか?「謙虚に生きる」実践が出来た方は、感謝でいっぱいになっていることと思います。光祥さまが、被災地に入られ、各教会、拠点を訪問されるという事で、「被災地の現実をしっかり見つめ、お一人お一人の真心をお届けしてきます。」と西日本全ての教会長に手書きのメッセージを下さいました。被災地の方々へのお慈悲もさることながら、私たちにも心をよせて下さる心に感動しました。


 5月は、天候もよく、緑輝くさわやかな季節に大型連休があり、震災復興のシンボルでもある《神戸まつり》がある月です。それぞれの役割を果たし、精一杯輝ける月にしたいものです。
今月の佼成では、【苦手を乗り越える】とご指導くださっています。苦手と思っている事は、実は勝手に自分が思いこんでいることが多く、初めての事はただ経験がないだけで、苦手とは本来ないのです。名人と呼ばれる方は、初めから名人ではなくて、下積みからこつこつと何十年と続け諦めなかったから、なれたのだと思います。
 そして、苦は楽の種とありますが、簡単に出来ることから生きがいを得ることはなかなかありません。難しいものに挑戦し、努力の中に充実感をあじわい、喜びが大きいものになっているのではないでしょうか。何かと苦手に直面すると、やる前からつい逃げたくなります。目標をもち願いがあるとけっこう頑張れるものです。たとえば、「グランド10周走りなさい」と言われただけでは、「疲れるだけだ!いやだな~」と思いますが、野球が上手になりたいという目標があって、これで足腰が強くなると思えれば走れると思います。
食わず嫌いをやめて、素直に受け入れて、とにかく挑戦していく。すると、その経験で世界がひろがります。「仏性を磨くうえに欠かせないもの、苦手な事がむしろありがたくなる」と会長先生はおっしゃっておられます。
今、自分にできることに自分らしさを発揮して、「出来ることはなんでもしよう」と行う中で、苦手意識がなくなっていくのです。このことが、「がんばろう!日本」に繋がることです。被災されたみなさまに沢山の元気がおくれるように私達ががんばりましょう。  合掌