4月の教会長さん【4月の教会長メッセージ】
3月は元への感謝の月でしたが、お世話になった方にお礼の気持ちを伝えられましたか?
今月は降誕会(お釈迦さまの誕生日)、神戸教会発足記念日があり、入学式や社会人となって、新しい出会いのある月です。お祝いするかのように桜が花開き、気持も明るくなって、「新人」だけでなく、自分自身も新たな誕生となるように4月を過ごしましょう。


今月の佼成では【謙虚に生きる】をご指導いただいています。なかなか難しいですが、どうしたら謙虚になれるのでしょうか?
1.自分の足りない所や愚かさを知る。酔っている人に限って、「酔っていません」と言うことがありますが、本人は酔っていることの自覚が無いのです。同じように自分は何でも分かっていると思うことがありますが、実は知らないことのほうが多いのです。足りないと知るところから智慧が出てくるのです。

2.大いなる命に生かされている事を知る。圧倒的な力の差がある前では、謙虚に成れるのですが近い存在(差がない)と思うときは謙虚にできない事があります。

3.周りとの調和を自覚する。・真理に合って・目的に合って・よく調和が取れていることが正しいという事の条件です。たとえば一食運動の実施日、食べている人を見ると責めてしまったりします。しかし、薬を飲むのに食べないといけない人もおられ、その時、その人によって、それぞれの事情が違います。その事に気づくと調和が保たれ謙虚になれます。

4.自我へのとらわれを消す。自分の力で生きていると思っている時、自我にとらわれて一生懸命行っている時に、驕りと慢心に支配されないように自分を省みる事が大切です。
と教えてくださっています。

私は冷たい人間と気が付いて心を痛めている人は、その時点で温かい人なのです。自覚できることが抜け出すチャンスです。新人に出会うと教えてやろうと驕慢になりがちですが、共に学ぼうという姿勢や寄り添う心、ただただ思いやる心が謙虚になる道。周りと調和の取れる人、それが仏になること。周りの恩に気が付くと感謝できて、謙虚に生きることが出来ると思います。
お互いさま頑張りましょう!