【4月の教会長メッセージ】
いよいよ、11日には神戸教会発足60周年記念式典を迎えますね。これまで、教会サンガ一丸となって、総手取りに取り組んで参りました。ご承知のように、式典当日は、ご本部より、会長先生のご名代として、庭野皓司参務さまがご来道されます。大変ありがたいことです。そして、会員代表として、木ノ下西支部壮年部支部部長さんが、体験説法をされます。
また、少年部、青年部、婦人部が合唱や、サンバ等で未来に向かっての新たな決意を表します。先輩幹部の皆様、ご来賓の方々にも多数、お越し頂き、教会の礎と、発展・成長を支えてくださったことへの御礼を心より申し上げたいと思います。特に、木ノ下部長さんは、昨年一月に膵臓がんの告知と余命宣告を受けられてから、なんとしても周年記念式典での説法の大役を果たしたいとの一念で、この14ヶ月余りを、一日一日必死の思いで仏さま、開祖さま、ご家族、サンガの皆さまと共に修行精進されてきました。お医者さまが驚く経過です。まさしく、木ノ下さんは、式典当日だけではなく、毎日、私たちに説法をされ続けておられます。
「人の生を受けることがいかにありがたく、尊いことであるか。人は、どんな状況においても、仏に成ることを目指して生きる限り、生き生きと輝いて生きることができること。人は、その人にしかできない御役を果たすために、奇跡の命を仏さまより授かり、お預かりしていること」
言葉では表しきれない説法を私たちは木ノ下さんから頂いています。私たちは、たくさんの宝物と幸せに囲まれて、生かされて生きていることも学びました。忙しい毎日の生活の中で、ふと、立ち止まり、命の不思議とありがたさをみつめる、そうすると、ふつふつと報恩感謝と菩薩行への深い決定が全身にみなぎってくる、これこそが、信仰の功徳なのではないでしょうか。一人でも多くの方が、命の式典、命の説法、命の歌声、命の踊りに触れ、仏さまとの絆、家族、サンガとの絆、そして永遠の命の絆のありがたさを深く味わい、仏さまの手足として、菩薩として、わが命を使い、捧げさせて頂く決意をさせて頂きたいと思います。
今月は降誕会の月でもあります。「世界中の人々はみな、一人ひとり尊い」と宣言された釈尊のお慈悲と智慧に感謝し、大きな生きがいを持って毎日を生きて参りましょう。 合掌