【12月の教会長メッセージ】
開祖さま生誕会には、教会全体で三千名を超える信者さんが、仏さま、開祖さまとの結縁を頂きました。皆さまの真心からのお手取りに仏さまが大きなお力をお貸し下さいました。すばらしい目標、誓願に向けて、最大の精進をするところに必ず道は開くのですね。会長先生から、すべての人は等しく仏さまの智慧と慈悲という宝物を頂いているというご法話も頂戴いたしました。
多くの方が自分の中の仏さまという宝物に気づいて下さるありがたいお計らいを頂き、うれしさで一杯になりました。
さて、この一年、本当に泣き笑いのいろいろなことがあったのではないでしょうか。仏さまの深いお慈悲、そして数え切れないたくさんのお陰さまによって、今、こうして、ありがたい奇跡の命を頂いて生きているという事実をじっくりと見つめることがとても大切です。12月は、師走という位ですから、忙しく生きてしまいがちです。尚更に、一年の締めくくりとして、じっくりと命のありがたさを見つめ、一日一日を「ありがたい、お陰さま、幸せ、宝物に囲まれている」と声に出しながら感謝の心で過ごしたいと思います。
今月の佼成で、会長先生は「お参りの原点」と題し、次のように教えて下さっています。まず、感謝が出発点であること、人間はみな、仏さまと少しも違わない心の宝―智慧と慈悲―を持っていること、不可思議ないのちを頂いて今この世に生きているという事実こそ大きな感動であること、このことに目覚めたとき、「お願い参り」から「お礼参り」へと転換せずにいられなくなること。また、すでに恵まれている事実に気づくことが大切であること、人間の最大の特徴は、自他の生命の尊さに目覚めることができること、そして、「ありがたい」の由来は、あり得ないことが起きたとき、人々が神仏を讃歎して発した表現であり、「私は一切のもののお陰さまで生かされている」という真実に目覚め、常に感謝の念で神仏をお参りすることが大切であること、等です。
皆さま、一年の最後を、奇跡のいのちと、そして、そのいのちを授けて下さった神仏へ心からの感謝を捧げながら、精一杯、報恩感謝の菩薩行で締めくくって参りましょう。 合掌