日々ありがとうございます。
三寒四温を繰り返しながら春が訪れつつあります。先月下旬から全国的に寒波再来、大雪のニュースが毎日流れておりました。地震も含めてこの大雪も天地自然の為す業といつも会長先生より教えていただきます。全ての現象を受けとめて前に進んでいきたいと思います。
今月の会長先生のご法話は「天地自然のおかげさま」」です。「『おかげさま』と思えるとき、私たちは救われている」「そもそも、真理を自覚できる人間として生まれ、いま生かされていること自体が『おかげさま』そのものといえる」とご指導くださっております。
私たちは自分以外のあらゆるものに生かされています。太陽・水・空気がなければ命あるものは何一つ生きていけません。便利さや快適を求め続けて地球破壊をし、大自然から見れば、私たちは「破壊者」以外の何物でもないと教えていただきます。心が痛いお言葉です。大雪も大雨も困ったことではなく、天地自然の真理からみると必要なことかもしれません。「草木国土悉皆成仏」「悉有は仏性なり」(あらゆる存在[悉有]はすべて同じ仏のいのちのあらわれとみる)この尊ぶ心を取り戻すことが急務で、真剣に生き方を見直していかなければなりません。
私たちは精神的にも、また太陽や水や空気などから物理的にも、天地自然の「おかげさま」をたくさん頂戴しています。心に不平不満や怒りがあると、とても「おかげさま」とは思えませんが、天地自然の摂理(真理)をかみしめ感謝がわき上がると、仮に困難のなかでさえ「おかげさま」に気づいて幸せが得られ、心が救われるとご教示くださいます。法華経実践そのものです。
家族で夕食時、「お父さんのおかげさまでいただきます」と言うと、小学生の子どもが「お父さんもお母さんのおかげさまでいただきますって言わないと」と言ったそうです。「そうだね」とお父さんも言いました。ほのぼのとした素敵な家族ですね。斉家ですね。「おかげさま」「ありがとう」は魔法の言葉です。どんどん発していきましょう。1日何回言えますでしょうか。
今月は、教団創立87周年記念日・会長先生米寿記念の月です。本会の創立の意義を深く認識し、新たな決意で精進することをお誓いします。神戸教会100名「苗代団参」として御本部にお参りさせていただきます。精一杯の布施行を皆様とともにさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西 村 季 代 子