日々ありがとうございます。
先月17日には、阪神・淡路大震災30年慰霊式典に会長先生御夫妻にご来神いただき、皆さまとともにまごころからの慰霊を捧げ、会長先生より直接身近にご法話を賜わりました。前日16日の夕方の5時46分には会長先生が東遊園地にお越しくださり黙祷と灯篭に点火もしてくださいました。両日ともに大御守護のなかで進み、会長先生が笑顔で私たち会員に元気と勇気をくださいました。感謝申し上げます。ご法話の結びに「仏さまの教えをいただいた者同志、皆さまとともに精進してまいります」のお言葉に師の慈悲と温かさを感じております。「精進、精進、死ぬまで精進、生まれ変わっても精進」を皆様とともにお誓いしたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
今月の会長先生のご法話は「未来を育てる」です。「いま・ここで私たちが心を磨き、できることを精いっぱい実践することが、次代を担う子や孫の心を育て、みんながお互いの仏性を信じあえる『未来を育てる』ことになる」とご指導くださっております。
花岡大学氏の「ミカンをふたりで分ける」の話から、幼児教育と宗教的情操の大切さとともに、人知を超えた存在を「拝む世界をもっていないこと」が「ガサガサした世の中になった大きな原因」と教えていただきます。また、村上和雄先生の「いただきますは自分の命のために、他の生物の命をいただいていることを意識し、感謝する言葉」を通して「拝む心」をお伝えくださっております。
人間にはみな拝む心が具わっているので、尊いものを敬い拝む親や大人の生活実践の姿(後ろ姿)を見せていくことが大事だとご指導くださいます。毎日の読経供養も大切にしていきたいと思います。「気がついたときが出発点」です。遅くはないです。今から実践していきましょう。
17日の式典で会長先生が小川さん親子の説法にお言葉をくださり、お母さんの「オアシスになって未来供養を」と息子さんの「神戸から世界へ時空をこえてつながろう」への後押しをしてくださり、感謝申し上げます。
今月は、涅槃会の月です。お釈迦さまが入滅された月です。お釈迦さまをお慕いするとともに、人さまに尽くす行いをさせていただくことを決意し、家庭に安らぎをもたらす「有り難う」「いただきます」「ごちそうさま」「おかげさま」の実践をあたりまえの習慣にしていきましょう。そして、後ろ姿で未来を生きる人のお手本になれるよう、布教精進してまいりましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西 村 季 代 子