日々ありがとうございます。

紅葉の美しい季節になってまいりました。今年もあと2か月となりました。先月12・13日は、新潟十日町へ開祖さま生誕地まつりに120名で参加させていただきました。2日間ともに秋晴れのよいお天気でみなさん元気で、サンバ・バテリア・応援隊ともに会長先生御夫妻の御前で最高の笑顔で開祖さまへの報恩感謝をお届けしました。参加の皆様、お見送りお迎え、安全祈願をしてくださった皆さま、誠にありがとうございました。

今月の会長先生のご法話は、「出会いが育てる―敬する心・恥じる心①」です。「すべての出会いが敬する心を育てる栄養で、それは常不軽菩薩の礼拝行にも通じるものだ」とご指導くださっております。

今年の本会の方針の中で「人間が進歩向上する一番大切なことは敬う心を発達させることであり、恥を知ることである」とお示しくださいました。自分を敬うことができない人は、人を敬うことができないといわれます。また、敬う心は日々の生活の中の出会いのなかでこそ育つと教えていただきます。

親子がともに敬する心を育むあり方として、親は子の個性を尊んで、言うこととやることに違いがない「言行一致」の姿勢を忘れないことが大切とご指導くださいます。夫婦、友人関係も同じことです。「気づいたときが出発点」です。今からでも実践していきましょう。

地区法座でAさんは、娘さんの嫁ぎ先の家族関係のことが心配で居ても立っても居られない心の叫びを吐露されました。知り合いの法律関係の方に相談して、ご自身が元気の間に何とかしたいと必死です。子を想う親の気持ちが痛いほど伝わってきます。その深いお気持ちを受けとめながら、今そういう現状になか頑張っている娘さんを尊ばせていただき、そんな娘さんを育てられたAさんも尊ばせていただきました。まさに敬する心を教えていただいたような気がしております。

今月は、開祖さま生誕会の月です。開祖さまは、一人ひとりが自他の仏性に目覚めることの大切さを繰り返しお説きくださっております。開祖さまに報恩感謝と継承をお誓いし、常不軽菩薩のように、どんな出会いも敬う心を高めるご縁にして、大慈悲心をもって、布教精進してまいりましょう。また、斉家へ向けて家庭実践(あいさつ)も続けていきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。

合 掌

教会長 西 村 季 代 子