日々ありがとうございます。
やっと秋らしくなってまいりました。台風も発生しておりますが、今のところ大きな被害などもなく安心しております。先月13日にはwithⅡ(主任・婦人部同行研修)に廣瀬本部講師さんを迎えてさせていただきました。主任さんと婦人部さんが一緒にお手どりに行かれ、主任さんの後ろ姿から学ばれた発表を聞き、大変感動しました。講師さんの研修も分かりやすく明るさと元気をいただきました。ありがとうございました。
今月の会長先生のご法話は、「心を耕し、仏に戻る」です。先月のご法話「心を耕し、仏を掘り起こす」に続き、「仏性の自覚を深め、どうすれば仏性そのものである本来の自分に戻れるか」をご指導くださっております。
釈尊は、私たちが心に信仰の種を播き、怠ることなく耕作をつづけると「あらゆる苦悩から解き放たれる」とお説きくださり、日々心の土壌をやわらかく耕すような言葉や行ない(菩薩行)を繰り返すなかで、そのつど自分のなかの仏、すなわち仏性を掘り起こすことが、苦悩の少ない人生につながると教えていただきます。
仏性とは何でしょう。良心や真心、善意、心の宝、やさしさ、思いやり、困っている人を見て「なんとかしたい」と思いやる、つねに「仏のように生きたい」と心を耕す、生かされている有り難さに感謝、、、etc.
会長先生は、開祖さまの「人さまを喜ばせるような行為を積み重ねていくうちに、私たちに授かった大慈悲心『仏性』というものは、どんどん輝きを増し、『仏性』と『仏性』が響き合う、仏の世界が築かれる」というとおり、本来みな(私たちは)、あらゆる苦悩から解き放たれる存在だということをお示しくださっております。心に沁みこみます。
A主任さんは、娘さんにwithⅡに参加してほしくて、「お彼岸の月でおばあちゃんの供養になるから」と言うと、素直に仕事を休んで参加してくれたことをとても喜ばれていました。数年前まで彼女は精神的な病気で、家族みんなでひたすら仏性を信じ、大慈悲心をもってふれあいをして来られました。A主任さんも心が折れるときもあったそうですが、気づきと反省を繰り返しながら、心を耕し続けました。当日素敵な笑顔で参加されていたお二人でした。
今月は、開祖さま入寂会の月です。開祖さまは、一人ひとりが自他の仏性に目覚めることの大切さを繰り返しお説きくださっております。開祖さまに報恩感謝と継承をお誓いし、大慈悲心をもって、救われた悦びを人さまにお伝えし、心を耕し、仏に戻り、どんなことも素直に実践していきましょう。また、斉家へ向けて家庭実践も続けていきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西 村 季 代 子