日々ありがとうございます。

今年も早いもので下半期に入りました。梅雨明けが待たれるこの頃です。真夏日・猛暑日による熱中症また台風にも気をつけながら、健康管理に気をつけて日々をお過ごしくださいますようよろしくお願いいたします。

今年の2月より5年ぶりに戒名修行(旧戒名当番)を支部ごとにさせていただいております。毎朝皆さんに修行に臨む発(ほつ)を聞かせていただいております。「久しぶりなので緊張しています」「初心に戻って修行します」「初めてなので先輩に倣います」「お導きの徳を積んで臨みます」等々法師の自覚に立たれて入られていることに感謝いたします。

今月の会長先生のご法話は、「私たちの人生と『永遠のいのち』」です。「人生は、ゴールのないメドレーリレー。だれもがみな、大いなるいのちの営みのなかの一区間を精いっぱい走るリレーの走者で、生命のバトンはそうして永遠に引き継がれると受けとめると、爽やかな気持ちになる」とご指導くださっております。

「死とは大自然にかえり、再び大自然の創造に参画する」と教えていただきます。が、多くの人は、やがて死が訪れることを恐れ、不安を募らせます。釈尊が心理を探求された動機も、すべての人を生老病死の苦から救いたいとの願いによるもので、私たちの不安や苦しみ・悩みを乗り越える法として、無常をはじめとした真理にもとづく四諦・八正道の教え(だれもが救われる、苦の受けとめ方と実践徳目)を説き、伝えられたのです。

先日教会健幸行に、ご夫婦で来られていた奥さまが、「体の調子が優れなくて、主人に迷惑をかけている」と言われたとき、ご主人が、「自分ができることをしている。いつも夜休む時に家内が『お父さん、今日もありがとう』と言ってくれるのがうれしくて、明日も頑張ろうという気持ちになる」と伝えてくださいました。とても温かい気持ちになりました。ご夫婦でのメドレーリレーをされておられます。

今月は、盂蘭盆会の月です。ご先祖さまへの思慕と感謝の心を深め、先祖供養はもとより、ご先祖さまに喜んでいただける菩薩行(布施行)をさせていただきましょう。ご先祖さまは、いつも私たちを見守り応援をしてくださっております。また、斉家へ向けて家庭実践も続けていきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。

合 掌

教会長 西 村   季 代 子