昭和13年に発足いたしました本会は、この3月5日、創立70周年の記念すべき日を迎えました。
今月の『佼成』ご法話の中で、会長先生は、この節目を通して、開祖さま、脇祖さまが本会を創立された精神、目的、使命は何かをしっかりと見つめることが大切とされ、本会の名前にこそ、本会の活動の根本が示されているとされておられます。「立正」とは
正法(正しい教え)を立てること、つまり法華経に立脚すること。「佼成」とは多くの人が心の交わりをとおして、切磋琢磨していくこと。それは、日々新たに心田を耕しつつ、仏道を歩んでいくこととご指導くださっておられます。
創立記念日は、草創の頃より今日まで多くのご苦労を重ねながらも人さまをお救いし、布教伝道に挺身されてきた先輩の皆様方に心から感謝すると共に、その貴重な救い救われのご法を継承しつつこれからの新たな時代を切り開いていく決意をするときでありましょう。同ご法話の中で、会長先生は、「本会はこういう人と人との喜びの分かち合いの連続の歴史を刻んできました。創立70周年の節目を通して、私たちは仏法をしっかり会得し、千年も、2千年も永劫に、教えを世界中に伝えていくことを誓願させていただきましょう」と力強く、私たちを導いてくださっておられます。
私もこの2月にお釈迦さまの生まれ故郷であるネパールに行かせて頂き、昨年12月に入仏落慶を迎えた立正佼成会のカトマンズ道場にて実際に法座を行ない、現地の信者さんが本当にこの教えを伝えていただきたいと願い、できるところから実践しておられることを、強く感じさせていただきました。
教団も創立70周年を期して大きく生まれ変わります。私たちもこの日を期して、仏さま、開祖さま、会長先生の願いと共に生きる人生に生まれ変わらせていただきましょう。 合掌