日々ありがとうございます。
今年のサクラ開花は例年より早く、入学式あたりにはもう葉桜かもしれません。コロナ感染も全国的に減少してきております。このまま収束に向かうことを願っております。教会では、毎日の健幸行にお参りの方が、法座の中での語らいを通して心を軽くしたり、掃除等で自分を磨く修行をしたりとありがたく感謝で帰って行かれます。また、青年部主催の「みんなの門出を祝う会」を教会集合で3年ぶりにさせていただきました。みなさんの輝かしい笑顔からたくさんの元気をいただきました。
今月の会長先生のご法話は「朝が大事」です。「一日のスタートである朝の意義」をご指導くださっております。「一日を感謝でスタートできることが、その日の一日をすごす活力の源になること、箴言(しんげん)(教訓や戒めの言葉)を声に出して読むこと、軽い運動をすることなどを通して心を前向きにすることが大切」とご教示くださいます。「早起きは三文の徳」という諺を思い出します。朝は脳にとってのゴールデンタイムだそうです。
「一日は一生の縮図」と言われ、朝の目覚めは誕生の瞬間そのもので、「今日ただいま誕生」という新鮮な気持ちで朝を迎えると、日々新たになり、昨日までのとらわれを離れた前向きな心で一日をはじめることができると教えていただきます。誕生偈「天上天下唯我独尊」にこめられた「あなたはすばらしい」という釈尊の励ましを受けて朝のスタートをきっていきたいと思います。
私は、若い頃は朝が苦手で早起きがなかなかできませんでした。というのも夜中に家族が寝静まった静寂の中で、本を読んだり、書き物(仕事)をしたりしていたのです。仕事を辞めお役をいただいてからは生活が一変しました。早起きしないといけないので夜は早く休むようになったのです。おかげさまで体調がとてもよくなりました。まさに三文の徳です。朝早く起きて、三部経をあげるのがとてもありがたく楽しいです。「考え事は朝するのがいい」と聞いて、そのようにしております。いいアイデアが浮かんできます。
今月は、釈尊降誕会の月。また教会発足73周年の月です。日々感謝で目覚め、心をいつも前向きにし、会長先生より「元気で精進を」と今年の心構えを胸に、精一杯の布教精進をさせていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西村 季代子