日々ありがとうございます。
紅葉が鮮やかな11月に入りました。だんだんと冷え始める季節にもなりました。コロナ感染も第8波が来るとか、、、。まだまだコロナとの共存は続きそうです。引き続き感染対策をしながら進んで参りたいと存じます。
先月は、開祖さま入寂会を通して、「自分の導きの親をたどっていけば開祖さまに行きつくこと」を確認し、開祖さまの願いを我が願いとして親孝行の精進していくことを誓願し、実践させていただきました。
今月の会長先生のご法話は「みんなの幸せを願う心ーーー智慧②」です。先月、六波羅蜜の「智慧」を身につけるヒントは「空(くう)」だと教えていただきました。では「その『空』をどう受けとめ、生活のなかで活用すれば智慧をいただくことになるのか」の問いに、会長先生は、「すべてのものに仏のいのちが宿っていることをしっかりと心にとめて、『好きな人・嫌いな人のいずれも、仏のいのちをもった人』と見る見方が、みんなが仲よく幸せに暮らすための活きた智慧」とご指導くださっております。
「智慧の眼(まなこ)」でものごとを見きわめれば、あの人もこの人も尊く、みんな幸せになってほしいと願う慈悲の心がわいてきて、利他の行ないをせずにはいられないという気持ちが生じます。六波羅蜜の教えは、慈悲のはたらきを六つに分けたもので、日々の実践の中で感謝で利他行を実践していくことの大切さを教えていただきました。
20年以上地区主任をされているAさんは、コロナ禍の暑い夏の日、自転車の前と後ろかごに佼成と新聞をセットにしたあふれ出そうな荷物を載せて、汗いっぱいになって自転車をこいでおられました。それも楽しそうに。そのお姿を見かけた私は、「開祖さま、みんなこんなにがんばっているんです!」と心で叫びながら、合掌していました。「私を待っている人がいるんです」と主任さんがおっしゃったそのお言葉に、またまた感謝感激で涙が出ました。
今月は、開祖さま生誕会の月です。開祖さまのご生誕をお祝いするとともに、「開祖さまと私」の因縁を深くかみしめ、開祖さまのような笑顔で慈悲と智慧をもって「せずにはおられない」の境地で精一杯の布教精進をさせていただきましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西村 季代子