日々ありがとうございます。
暑い日々が続く7月に入りました。熱中症に留意し、水分・塩分を摂りながらコロナ感染にも気をつけていきましょう。引き続き即是道場修行をお願いいたします。
今月の会長先生のご法話は「日常を当たり前に生きるーーー精進①」です。「精進、精進、死ぬまで精進、生まれ変わったらまた精進」と会長先生はいつもお話くださいます。このお言葉には、「進歩・向上をめざす志を忘れないように」ということと「当たり前のことを当たり前にできる人間になってほしい」という開祖さまのお言葉もお伝えくださりながら、「日常生活のなかで人を思いやり、まわりの人に安らぎを与える言葉や行動を心がけること」の意味が込められていると思います。これが信仰者としての当たり前の毎日を送ることになります。親孝行・先祖供養・菩薩行にもつながります。
釈尊は、「人に思いやりを施すことに、もうこれでいいというという際限などない」と言われ、利他行によって心を磨くところに幸せがあり続けることが精進であることを教えていただきます。また「修行と悟りは一つ」(修証(しゅしょう)一等(いっとう))とは、悟りのなかに精進の喜びがあることを示しています。
会長先生は、「利他の行ないをするたびに仏性が輝き、同時に仏性の自覚が深まっていくこの精進の受けとめ方」に信仰の悦びを感じるとおっしゃっています。また、当たり前の実践が大事と思っていても自己中心の欲や怠け心に負けて当たり前のことができない私たちであることもご承知くださっております。「これではいけない」と一瞬でも思うことで、リセットされるきっかけになるとご指導くださいます。とても心が楽になり安らぎます。何度もリセットして精進していけそうです。「志」をもって利他の実践をしていくことが世界平和にもつながっていくのですね。どこまでも利他の精神です。
今年2月より夜間布薩(1日・15日)支部法座をオンラインでしています。会長先生のその日のご法話をもとに参加の皆さんと語る中で、即是道場修行の中でのたくさんの功徳を発表してくださったり、今の当たり前のような当たり前でないような現実をしっかりと受けとめたりして精進してくださっていることに大変感動し、信仰の悦びを感じております。ありがとうございます。
今月は、盂蘭盆会の月です。ご先祖さまのみ霊をお迎えし、回向供養を行ない、信仰の悦びを感じ、人さまとともに幸せに生きる利他の実践をしてまいりましょう。よろしくお願い申し上げます。
合 掌
教会長 西村 季代子