日々ありがとうございます。

先月は、1か月を通して、新型コロナウイルス予防のための緊急事態宣言期間が続きました。そんな中でも、秋季彼岸供養のお手どりや健幸行、お導き修行と工夫を凝らして実践してくださいまして誠にありがとうございます。開祖さまのお言葉「何も変わらない、ただ仏道修行あるのみ」の境地で皆さまが精進くださっていることに感謝申し上げます。

今月の会長先生のご法話は「原点に帰ろう」です。法華経の「普賢菩薩勧発品」を通して、「仏に護られていることを信じて、善いことを繰り返し、信仰の仲間とともに、社会全体の幸福を願って思いやりの実践につとめる(四法成就)ことが仏道修行の基本、原点だ」とご指導くださっています。

「十よりかえるもとのその一」の千利休の道歌より、「十まで知ったなら、また一に戻っておさらいをする」という中で、また新たな気づきをいただき成長していけることを教えてくださっています。法華経は繰り返しの教えです。「よいことを、まごころ込めて、繰り返す」教えです。

原点に帰るには、「道心(仏道修行・菩提心)」と「童心(ともに幸せになりたいという幼な子がもつ純粋な願い)」を失わないことが大切だと会長先生はご指導くださっています。そして、日々の仏道実践に新鮮な気持ちでとりくむとき、仏さまは「善哉、善哉」と私たちをあたたかく見守り、励ましてくださるのです。原点に帰って、朝夕のご供養を大切にし、出会いに感謝し、信仰の悦びを見つけ、日々新たな気持ちにつなげていきたいと思います。

子どもさんとのふれあいに悩んでいる婦人部さんが、ご供養をまごころですることと、1日1回しっかりと子どもさんを抱き締めていく実践をされ、子どもさんもお母さんも落ち着き、あたたかい関係になってきています。現在は、支部の婦人部さんのお手どりをしてくださっております。原点に帰って、道心と童心をもって実践された功徳だと思います。有り難いことです。

今月は開祖さま入寂会の月です。先月から3か月間報恩感謝月間となっております。教会発足70周年の締めくくりの3か月とし、「入会即布教者」「一人が一人を導く」精進をさせていただき、善い縁をどんどん結んで参りましょう。よろしくお願い申し上げます。

合掌

教会長 西村 季代子