【6月のメッセージ】日々ありがとうございます。

例年よりかなり早い梅雨入りをしました。豪雨になることも予想されます。自治体の避難勧告に従い早めの行動をとってくださいますようよろしくお願い申し上げます。また、コロナ対策も同時にしていきましょう。教会再開ももう少し先になります。即是道場修行が続きますが、日々新たな目標をもち、内省しながら精進させていただきましょう。

今月の会長先生のご法話は「観音さまを念ずる」です。法華経の観世音菩薩普門品を通して、「自らの可能性を自覚し、内なる観音の力を信じて一心に念じることの大切さと『すべての人を救いたい』という観音さまと同じ心が私たちにもあることに気づき、菩薩として実践にふみだす大切さ」をご指導くださっています。

「観音妙智の力、能く世間の苦を救う」とは、「苦難に会ったときにはねかえす内面的な力、かえってその苦難から栄養をとって成長する不可思議な心の力」と開祖さまはお説きくださっています。会長先生も、「人生は苦なり。その苦を糧に成長できる底力が私たちにはある」ことを教えてくださいます。一つの苦が解決してほっとする間もなく次の苦がやってくることがあります。「またか、なんで?」と思うか、「同時ではなくてよかった」「仏さまが待ってくださった」等々、受けとめ方次第で観音妙智力が身についてくるのではないでしょうか。

「観音さま(神様・仏さま)、助けてください・お願いします」と願った経験は誰もがあると思います。「現世利益を願う祈りであっても、観音さまを一心に念ずる素直な心と、内なる観音とが一つになったとき、自分本来の力がはたらく」とも教えていただきます。また、「すべての人を救いたい」といろいろなお姿で人びとの苦難から救っていかれる観音さまの心と同じ心が私たちにもあることを気づかせていただきます。

先月、青年の日をオンラインでさせていただきました。SDGsの取り組みの中で、「平和~核廃絶に向けて」について学習会・全体法座をし、法座の中で、小学5年生の「ぼくたち佼成会の人だけががんばるのではなく、もっともっとまわりの人に伝えていかないといけない」の言葉に観音さまをみました。まさに「すべての人を救いたい」そのものです。すばらしいと思いました。

今月の会長先生のお写真は合掌の御姿です。私たち会員の仏性を礼拝してくださっているように思います。そして、「皆さん、梅雨・コロナの中ですが、布教精進をよろしくお願いしますよ」と私には伝わってきました。師の願いを我が願いとして精進して参りたいと思います。皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今月の修行目標として、①観音さまのように一心に念ずる素直な心をもって、②千の手(方便)を差し伸べて、幸せや安らぎを与える菩薩となり、有り難く布教精進をさせていただきましょう。   合掌