【7月のメッセージ】日々ありがとうございます。
梅雨の大雨が続いています。気象情報に注意し、土砂崩れ、河川の氾濫等に気をつけてくださいますようお願いいたします。新型コロナウイルスの感染拡大にも心を配りながら、段階的に日常を取り戻していきます。本会といたしましては、社会動向に対して「早めの自粛と遅めの再開」の方針を維持し、性急な再開を避けつつ段階的に教会機能を回復させていただくこととなりました。対応の基本姿勢として、「感染の拡大を防ぐため『3つの密』を避けつつ身体的距離を保つことに努めます。」となっております。
神戸教会では、今月19日より、教会再開の第一歩を踏み出します。毎日の当番は最小限(3~5名程度)の護持体制でいきます。ご命日の行事等の集合は当面休止いたします。「即是道場当番」は引き続きさせていただきましょう。何卒ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
今月の会長先生のご法話「いま、自分にできることを」は、今の私たちにぴったりのご指導をくださっています。法華経の「従地涌出品」の「地涌の菩薩」の代表の四菩薩(上行・無辺行・浄行・安立行)ですが、「仏さまのようになりたい」と願ったときに誓う「四弘誓願」を象徴的に示しているものと教えていただきます。
「四弘誓願」の実践的な人生訓(松原泰道師)として、
・衆生無辺誓願度・・・身近な人に奉仕(布施)しよう。
・煩悩無数誓願断・・・足もとのごみを一つ拾おう。
・法門無尽誓願学・・・一日に一つ、教えを学ぼう。
・仏道無上誓願成・・・永遠の路を一歩一歩ゆっくり歩もう。
私たちも地涌の菩薩の一人です。誓願してこの世に生まれてきたのです。「四弘誓願」は、菩薩としての私たちの一日の歩み方そのものです。
今月は、盂蘭盆会の月です。ご先祖さまに見守られながら、回向していく、「もちつもたれつ」の関係に感謝し、まごころで供養させていただきましょう。「地涌の菩薩」の自覚に立ち「四弘誓願」の実践をしていきましょう。また、ご先祖さまに後押しいただきながらお導きをさせていただきましょう。 合掌
教会長 西村 季代子