7月23日(水)いよいよ中国4日目(最終日)となりました。朝ホテルの窓から外を眺めると、本当に遠くの方に池が有り、蓮の花が少しですが、咲いているのが見えました。前日の七三一部隊で見た光景を一瞬忘れさせてくれるような美しさでした。
朝ホテルを出発して、大連市内をバスで通り抜け、予定されていた満鉄記念館(南満州鉄道株式会社)の見学が中止されたので、少し早い昼食の為レストランへ行きました。次々と出て来る料理に舌鼓(したつづみ)を打ち、最後の中国料理を皆さん楽しんでおられる様子でした。
初めて慰霊の目的で、中国の大地を踏ませて頂きましたが、観光目的ではないので、北京の紫禁城(しきんじょう)(明・清両朝の宮城の呼称)のような有名な観光地では有りませんが、長い間の念願が叶った意義ある場所へ行かせて頂いたことが嬉しく、本当に感謝の気持ちで一杯です。
そして大連空港へ向かい、空港発14:15離陸、帰国の途に着きました。17:30(日本時間)関空着、無事帰国しました。空港より神戸教会へ、出発の時のように「おかえりなさい」の横断幕で暖かく迎えて頂きました。旅の疲れが一瞬にして取れるようなそんな気持ちでした。本当に行くことが出来て良かった、そして無事何事もなく帰国出来たことがとても有難いことだと思いました。
まだ一度もこの慰霊訪中団の一員として行かれてない方は、ぜひ行って頂いたら、日本人としてとても貴重な経験が出来るのではないでしょうか。(ブログ担当)
合 掌
※南満州鉄道株式会社
1906年設立 大連・長春間の本線として幾つかの支線があった。
半官半民の国策会社(1945年中国に接収された)