涅槃会(仏教三大行事の一つ)を翌日に控えた2月14日(月)に、伊丹支部のある会員さんのお宅で、三十三回忌の年回供養(法事)が行なわれました。
この日は2月11日(金)に続いて、この阪神間(大阪・神戸周辺地域)では大変珍しい、2度目の雪が降り、見渡す限りすっかり雪景色になりました。行く道々で、子供達が作ったであろう雪だるまを見ることができました。
年回供養は、この会員さんの姑さんの三十三回忌でした。立正佼成会では年回供養(法事)の時、檀家のお坊さんに来ていただいてお経を唱えるのではなく、会員の皆さんで故人を偲(しの)びながら、お経を唱えます。
三十三年と言えば随分と長い年月ですが、故人を思い只ひたすらに、佼成会の教えを胸に、家族を思い子育てをしながら修行・精進をしてこられました。
涅槃会の日にいつも教えていただく、自灯明・法灯明(自らを拠りどころとし、正しい教えを拠りどころにすること)の教えをそのまま生活の中で、実践されてこられたと言えます。
わがままや、欲望のままに生きない、人を頼りにしてはいけない、自分の人生だから後悔しないように、正直に生きて行けば良いと、涅槃会の日に教会長さんから教えていただきました。
私は、いつもこの会員さんを見て、よくあんなに精進できるなあと感心もし、尊敬もしていましたので、これから、この涅槃会をきっかけに心を改め、正して行きたいと思います。
合 掌