新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 平成22年の新しい年が明け、初めて元旦まいりをさせていただきました。
まだ夜が明けきらぬうちより、大勢の信者さんが続々と集まられて、教会は熱気に溢れており、あちらこちらで「おめでとうございます」との言葉が飛び交っていました。

 朝6時30分よりの式典は、太鼓の音で始まり、そのうちに聖壇の緞帳(どんちょう)が揚(あ)げられると、袴姿に襷(たすき)がけをした青年部長さんによる、力強い太鼓の音が鳴り響き、新年に相応(ふさわ)しく、また寿(ことほ)いだ感じのお正月らしさもあってとても素晴らしく感動しました。

 さて司会者より「神戸教会は本年発足60周年を迎え、多くの先輩幹部さん、信者さんの寝食を忘れたご精進のお蔭と心より感謝申しあげます。

 また年頭にあたり会長先生より、自灯明・法灯明に至る道を一緒に歩む同会の仲間、良き友の大切さをお示しいただいております。私達も明るく、温かく、やさしい太陽のような人間になることを目標に今後の精進をお誓いします。」との言葉がありました。

itami_1001_02itami_1001_01

 さて本年初めの教会長さんのお話は、次のようなことでした。

● 新年を迎えられてとてもおめでたく有難いこと、年を越せて幸せであること、原点に戻るのが元旦ということ。
● 神戸教会60周年で還暦を迎えたこと、昭和13年3月5日 八白土星(寅年)に発足したこと、偶然にも今年が、八白土星(寅年)で同じ星まわりだということでした。
  
 そして最も大事なことは、元旦に一つ誓願を立てることだそうです。
それは、自分の欲を中心にした誓いではダメだということ、神さま、仏さまが喜ぶ誓いが、今日の元旦に相応(ふさわ)しい誓いであると教えていただきました。

 さて、誓いを立てるとなると、これがなかなか難しいことですが、佼成新聞(1月3日号)年頭法話の中で、心に残った一節があります。『今すでに、いかに多くのことに恵まれているか、いかに尊く、有難いかを発見していく』という部分が、確実に胸にひびきました。この言葉に倣って日頃の自分をよく反省しながら、少しでも良い行いが出来るように誓願させていただきます。

合掌