立正佼成会 神戸教会では、毎年7月15日に盂蘭盆会法要が行なわれています。この盂蘭盆会は、先祖の霊を迎えて供養する彼岸と並ぶ、国民的な仏教行事です。

 お釈迦さまの弟子の目連(もくれん)尊者が、亡母が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのを知り、お釈迦さまの教えに従い、7月15日(旧暦)に諸僧に食物を供し、供養したところ、亡母が餓鬼道から救われたという故事に由来します。

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 お盆という言葉を聞くとき、懐かしい気持ちと心淋(うらさび)しい気持ちが、同時に起きてきます。母を10歳で亡くした筆者は、幼かったので、記憶が乏しいのですが、初盆(新盆)には、親類(親戚)が沢山集まり、その親類中から贈られたお盆提灯(ちょうちん)が、仏壇の前に左右一対ずつ、ズラーッと末広がりに並べられて、お寺からお坊さんに来てもらい、お経をあげてもらった様子を、かすかに記憶しています。末っ子の筆者は末席にちょこんと座り、忙しい姉達にはかまってもらえず、寂しい気持ちになったものです。 この様な経験をして育った時、長じて立正佼成会の縁に触れたときに、立正佼成会の教えは「先祖供養をすることですよ」と、お誘いを受けると、なぜかスーッと受けいれられるものなのです。
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神戸教会の盂蘭盆会はすでに、7月15日に終わりましたが、毎年8月には帰省して迎える故郷のお盆には、両親の墓参りを兄姉たちとするのが、恒例となっています。
 懐かしい兄姉たちと一年ぶりに会い、両親の思い出話をするのが、楽しみになっています。
 今年は又、どんなお盆を迎えられることでしょう。
それぞれに皆さんも、どんなお盆を迎えられることでしょうか?

 身近にいつも手を合わせられるご宝前(ご仏壇)が家の中にあり、両親や先祖の人達に思いを馳せることが出来ることは、本当に有難く幸せなことだと思います。
                              
                                合     掌
      
※ 写真はいずれも 京都 洛北 鷹ケ峰(常照寺の蓮池にて)

● 蓮の花のこと
  
  ▲ 花言葉:雄弁、純潔
  ▲ 7月の誕生花
  ▲ 植物のなかでももっとも古いもののひとつ。およそ1億4000万年前に、
    すでに地球上に存在していたと言われる。
  ▲ 花の命(4日間)朝7時~9時。午後には美しい花を見ることはできない。
    開花から4日目に花びらが散る。早朝から咲き、昼には閉じる。