11月18日、伊丹支部で「組長さんの集い」が開催されました。立正佼成会・神戸教会には、(21)の支部が有り、その中の一つである伊丹支部は、(6)の地区に分かれています。各地区に「主任」という役が置かれていて、更に(組)に分割され、組をまとめるのが、「組長さん」の役目となります。
年に2回程、こうした組長さん達の集いが設けられています。その都度企画される内容は違いますが、大抵は、立正佼成会の所依(教理のよりどころ)の経典である「法華経(仏教のうちで最もすぐれたもの)」から引用した研修が殆(ほとん)どですが、今回の企画はいたって無礼講な集いとなりました。
組長さん達が日頃の経験の中から、それぞれの思いを発表して、また主任さんの発表も加わり、笑い有り、時には込み上げる涙ありで、自然で和やかな集いとなりました。その中から心に残ったものを取り上げてみたいと思います。
ある講師さんのお話で、人間の運命というものはすでに生まれた時から良いこともあれば悪いこともあると決まっているそうです。しかし、これをどう乗り切るか、どう自分の努力によって運命を切り開いて行くか、そこに信仰を持つ意味があるのだそうです。
また、ある組長さんが、長年共に信仰をしてきて、大変お世話になった仲間の方のお話で感銘をうけたものがありました。その方は長い闘病生活をされていて、明日をも知れぬ命の中にいらっしゃいます。その組長さんは恩返しするためには今しかないと考え、最後を見届けてあげたいと一生懸命お世話をされているそうです。そして、看病されていた息子さんのこれからの人生を見守ってあげ、そして幸せになってほしい。その手助けをしてあげられたら良いなとおもっているとのことです。
そして、自分が元気でこれから、どう生きて行くかということを、考えて行きたいというお話しをされました。
他にもいろいろと発表があり、和気あいあいと過ぎ、お昼には美味しいお弁当をいただきました。次回の組長さんの集いには、またいろいろと貴重な体験を発表できたらいいなと思います。
合掌