7月27日(土)、多可郡多可町八千代地区にある<天台宗 柳山楊柳寺(りゅうさんようりゅうじ)> で行われた「千灯会」に、『やくしん』佼成出版社から出ている月刊誌でおなじみの落語家・露の団姫(つゆのまるこ)さんが来られました。『やくしん』を毎月読んでいたので親しみを感じ身近なところで出会えることを知り、嬉しくって飛んでいきました。

つゆのさんが仏道に入門されたのは、お祖父さんの死がきっかけだったそうです。つゆのさんは、お祖母さんに「お祖父さんは死んだらどこへ行くの?」と尋ねたら、「焼き場に連れて行くんや」とお祖母さんは答えたそうです。それがショックで悲しくなり、「人は死んだらどこへ行くんだろう?」と、疑問でたまらなくなり、宗教誌、キリスト教、仏教、コーラン、etc、を読んで、その中で選んだのが仏教だったそうです。仏教を落語で広めたいという夢を持ち、そのために落語家になられたお話を、お寺での修行、落語家への弟子入りしてからの修行を「仏教落語」と言う演目を通して聞かせていただきました。

一番、面白かったのはご主人様はキリスト教徒だという事でした。また、つゆのさんお話の中で「自分の中に仏性があるかないかで形にこだわることはない」に感銘しました 。すべてのことを仏性で見ること、と自分なりに解釈しました。
佼成7月号会長先生ご法話「自由自在に生きる」との一体感を味わいました。荻野 合掌