こんにちは!中央支部です。平成20年は、冬らしい冬となりました。(昨年は暖冬でしたね!)そして今年は、神戸の大震災から13年目を迎えます。当時の映像を見ると体の奥底の記憶が呼び起こされるように感じますが・・・。心は少しづつ過去の出来事と認識しつつあるように思います。しかし17日は「命の大切さ」をあらためてかみしめる日となりました。それでは、今年も『「ありがとう」を伝えたい!!』のメッセージカードをご紹介します。

《阪神・淡路大震災犠牲者慰霊法要式典に参加して・・・》
私は、震災によって自宅(1階が店舗で2階が自宅)が全壊となりました。幸いにもかろうじて家は立っていたため、又天井まであった荷物が支えあって家族は大きな怪我をすることなく、避難することが出来ました。しかし、生活は一変しました。当時小5の娘の幼なじみは亡くなり(娘はいまだに受け止められていませんが・・・)私の顧客も十数人亡くなりました。落ち着くまでの間、子供は親戚を転々とし、家族バラバラの生活となりました。私は震災の11年前に念願だった美容院を開店しました。地元にもなじんで顧客も付き大変忙しい毎日を送っていました。そして震災前年には、やっと開店のための借金を完済し、平成7年は素晴らしい年の幕開けになるはずでした。17日がくるまでは・・・。当時の喪失感・虚しさを思い出すと、今でも目の前が真っ暗になります。この度震災法要の奉献を言ってもらったときあまり思い出したくなかったため「どうしょうか?」と思いましたが、亡くなった娘の幼なじみの顔、お客さんの顔が浮かび引き受けました。私の心は練習が始まると、当時の辛かった気持ちから供養の心に変化していきました。そして本番、震災のビデオを見て胸が一杯になりましたが、犠牲者の方に慰霊の心を込めて奉献(お供え)をすることが出来ました。この日亡くなった方達に‘今ある命を精一杯使わせてもらうこと’をお誓いました。
Yさん   59才
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