こんにちは中央支部です。「暑さ、寒さも彼岸まで!」とは、よく言ったもので、日中は、まだまだ夏!!ですが、やっと早朝は肌寒く感じる日が増えてきました。9月は、学校は運動会、季節は芸術の秋(食欲の秋?)教会は、報恩会、彼岸会、敬老会と盛りだくさんでした。いつもの様に、『「ありがとう」を伝えたい!!』のメッセージカードからご紹介します。
≪秋季彼岸会の式典に参加して≫
身寄りもなく、一人暮らしをしている地区のTさんが亡くなりました。Tさんは気性が激しく、思い通りにならないと大声を出し、回りの人を困らせていましたが、この夏の7月3日脳出血で倒れ、入院!後に半身が不自由になりました。しかし持ち前の気性の荒さから、病院から出され、自宅療養となり、寂しさから色々なところに電話を掛けてくるようになりました。あまりにもしつこい電話に困りきっていましたが、教会長さんからご指導を頂き地区の皆さんで、真心Tさんの家の掃除とご供養をしました。そのお陰さまで私の心も掃除をしたように軽く、優しい心に変わっていきました。何度か行くうちに、いつもは荒い言葉遣いのTさんの口から「ありがとう」と言う言葉を聞くことが出来ました。その2日後の9月20日容態が急変し亡くなりました。
支部長さんから「Tさんは、私達からみると困った人だけど、仏様から見ると徳のある人で、きっと前世で良いことをしてきた人なのよね」と言ってもらい本当にそうなんだと思いました。昨年の9月11日に母を亡くし失意のまま動けなくなっていた私がTさんとかかわるなかで母を亡くした悲しみに浸っている場合ではなくなり、今思えば心を奮い立たせてくれたのは、紛れもなくTさんだったことに気づきました。彼岸会のビデオの中で、開祖さまは‘親孝行’することは‘先祖供養’することだと教えてくれました。今私がここにいることを両親に感謝し、影で支えてくれる主人、回りの方に感謝し、一見困った縁にも“私の姿を映す鏡”なんだと思える自分になりたいと思いました。
Sさん   57才