6月23日は、唯一日本の地である沖縄の陸上でアメリカと戦い、多くの亡くなられた方を慰霊し、世界平和を誓う日でした。その慰霊の式典のようすがテレビで放映されました。

その中で、平和祈念資料館内を見た方が感想を書くノートが映し出され、
「最近の感想文には・・資料を見ても戦争のことがピンとこない・・と書かれる人が多くなった」と中継する記者が言った言葉に驚きました。

私は、4年ほど前に沖縄に慰霊に行き、資料館も見せて頂きました。
アメリカ兵が上陸し、沖縄の人は、島なので逃げるところがありません。追い詰められた人々は『集団自決』を決行します。軍から自決用に手榴弾が支給されます。
それが無い人、不発だった人はいろんな方法で自殺しました。紐で首を絞める。首を吊る。カミソリやカマ、ナタで頚動脈を斬る。ネズミ捕りの毒薬を飲む。棒や石で殴る。自分では死にきれないから、家族が、お父さんが奥さんや子供を殺す。兄が妹を殺す。そうやって島の人は自殺したのです。

無残です。死ななくてもいい人が大勢いたのです。それが戦争なのに。
その戦争がピンとこないと。そして、そう書く人が多くなったと。

私達は、ご先祖を敬う心を教えて頂いています。親孝行を教えて頂いています。
自分のことより、先ず目の前の人を大事に、と教えて頂いています。

そんな平和な心が一人でも多くの人に、日本から世界へと広がりますように!  先ず、私から…。 (60歳代 女性)