雅楽②神戸雅楽会(*1)の発足(2015年1月)と同時に入会し、活躍している淡路支部の戎さん。
龍笛(*2)を担当していて日々お稽古に励まれています。

戎さんにインタビュー
きっかけは、青年部に在籍していた時からの友人に誘われて。
学生時代にフルートを吹いていたので出来る!という軽い気持ちでOKしました。
実際、龍笛を手にしてみると、満足に音が出ないことにびっくり!
それでも、時間とお金と身体を使ってお稽古に参加するのだから真剣にやろうと思い、それぞれの都合があり稽古を休む人がいる中、昨年1年間は一度も休まず稽古を続けました。そのおかげで何とか皆さんの前で演奏できるようになりました。雅楽吹けるようになると、皆さんからも頼りにされ、「自分がみんなをリードしないと」と有頂天になったところで、先生に「音が大き過ぎる!!」と注意を受け、自分が傲慢になっていたと気付きました。
「私が!」という気持ちがあり、チームワークが取れていなかったのです。『調和』の大切さを改めて感じた瞬間でした。
雅楽①今年に入り体調を崩し3ヶ月お休みしたこともあり、初心に返り、メンバーの皆さんと調和を取りながら頑張ろうと思っています。
今後も、教会の式典で演奏を披露させていただく機会があると思いますので、私達の演奏をご期待ください。

支部長より
私も何年か前にフルートをかじった経験があり、最初は簡単に吹けると思っていたらそうではないという体験をしました。昨年の七五三の式典で見事に戎さんが龍笛を演奏されている姿を見て、1年足らずで演奏を出来ている事にびっくり。楽器の演奏の経験がないと分かり難いと思いますが、少しでも経験をした者にとっては、短期間でそれだけ上達した裏には並々ならぬ努力があったと感心しました。
経験してこそ人の努力や苦労が分かると実感しました。

*1 神戸雅楽会:立正佼成会神戸教会の会員で構成されている。生田雅楽会の方に講師をして頂いています。
*2 龍笛(りゅうてき、竜笛):雅楽で用いる竹製の横笛。長さ約40センチ、内径約1.3センチ、7孔の横吹きの楽器です。